カワセミです。
雑誌せどりは奥が深い!
せどりと言えば「本!」、せどりと言えば「ブックオフ!」。
こんなイメージですが、あながち間違いではありません。
その中でも雑誌は非常におすすめのジャンルです。
ただ雑誌って、単行本や新書など他のジャンルに比べて、ものすごい数が販売されています。
ブックオフに行ってみるとわかると思うのですが、雑誌の占める面積が一番多いです。
週刊誌のようないわゆる雑誌だけでなく、画集や写真集まで雑誌として扱われています。
「雑誌=その他」のようなくくりです。
そのため、雑誌せどりは、以前紹介したような全般的な事前リサーチの他、雑誌の中のそれぞれのジャンルごとのコツを、自分の中に蓄積させていくことが重要になります。
事前のリサーチと、ジャンルごとのコツで合わせ技で利益商品を狙っていきましょう!
事前リサーチの記事はこちら↓
今回は雑誌の中の、スコア(楽譜)についての仕入・リサーチのコツを紹介したいと思います。
この記事の目次
スコアせどりの特徴
スコアっていうのは、ギターのtab譜やピアノやエレクトーンの楽譜、ニッチなところではフルートなどを演奏するための楽譜になります。
タブ譜っていうのは、ギターの弦のどこを押さえればいいのかが書かれている楽譜です。
アーティスト毎に販売されているのが、バンドスコアと言って、スコアのメジャーな形です。
ゆずベストとかスピッツベストとか、定番ですね。
スコア自体が、演奏者や一部のコアなファンが購入するものなので、流通量は少なく、プレミアになるものが多いです。
ただ、その分、回転は遅いものが多いです。
つまり、一発狙いのホームランのようなイメージです。
そこまでガンガン売れないけれど、売れたら利益が大きい!という事ですね。
スコアが置いてある場所ですが、ブックオフでいうと「雑誌コーナー」の「音楽ジャンル」です。
この中でさらに、「海外アーティスト」「国内アーティスト」「楽譜・バンドスコア」の3ジャンルに分かれていることが多いのですが、いずれにしてもこの3つのあたりの棚に置いてあります。
この3つのどこに置かれているかは、結構お店によってバラバラだったりするのでその場で確かめてください。
バンドスコアのリサーチ、仕入にもいろいろなコツがありますが、まずは初心者が取り組むなら、押さえておきたいコツを紹介したいと思います。
コツ①:特定の出版社をリサーチ
利益が出るスコアを出版している出版社は、ある程度決まっているので、特定の出版社をリサーチしていくことが1つ目のコツです。
利益が出る代表的な出版社は以下の3社です。
・ドレミ出版、・シンコーミュージック、・リットーミュージック
スコアの背表紙に出版社が書かれているのでそれを目印にしてみてください。
こんな感じで、雑誌の背表紙の一番下に書かれていることが多いです。
ドレミ出版では国内のアーティストの利益商品が多いです。
ただ、ドレミ出版はアーティストのほかにピアノの楽譜で、「楽しいバイエル併用」というシリーズがめちゃくちゃ利益出るので、これがあったらまずリサーチです。
コツ②:古いスコアをリサーチ
コツの2つ目としては、基本的に古いスコアの方が利益が出やすいです。
古いスコアの方がもう世に出ている、流通量が少なく、プレミア化している可能性が高いです。
古いものはそれだけ、ヤケや、傷など状態が悪いものが多いので、ぱっと見では「うわ、こんなの売れないでしょ。」と思うかもしれませんが、食わず嫌いせずにリサーチしてみてください。
例えば、この雑誌なんかも結構年季が入っていて、見た目は結構経年のヤケや汚れが目立ちますね。
それでも売れるんです。
アマゾンでの出品コンディションは「可」として出品していますが、周りも似たり寄ったりのコンディションなので、説明文や写真で丁寧に説明すれば、自分のものが売れる可能性が高くなります。
例えば、シンコーミュージックのスコアでは、何も書かれていないものと、「ワイド版」と書かれているものがあります。
このワイド版と書かれているものは、比較的出版が新しいので、最初は無視しちゃってもいいくらいです。
コツ③:邦楽よりも洋楽のスコアをリサーチ
これは、邦楽アーティストのスコアが利益が出ないという事ではありません。
邦楽こそ利益商品の山です。
ただ、人気も高いのでなかなか仕入れられないことが想定されます。
比較的、洋楽のアーティストのスコアの方が利益商品が見つかりやすいので、順番として洋楽→邦楽と調べたほうが良いという事です。
特に最初のうちは、利益商品が見つからないと、どんどんやる気もなくなっていくので、「スコアでも利益出るんだ!」という事を実感する上でも、洋楽アーティストを率先して調べましょう。
さっき上げた出版社の、シンコーミュージック、リットーミュージックが出しているスコアの多くは海外アーティストのスコアです。
コツ④:特定のキーワードを蓄積させていく
これまで紹介した、コツ①~③をもとに、実際に店舗でリサーチして経験を積んでいくと、「キーワード」が蓄積していきます。
利益の出やすい商品、人気のある商品に共通するワードです。
こういったキーワードを自分の中で蓄積させていくことで、仕入はどんどんと効率的になり、さらに多くの商品を仕入れる事が出来るようになっていきます。
以下でキーワードをいくつか紹介するので、これをもとにリサーチして、さらに自分だけのキーワードを広げていってみてください。
・ゲーム、アニメ
ファイナルファンタジー、聖剣伝説、ドラゴンクエスト、クロノトリガー、ジブリ、ディズニー、ドラえもん、ルパン
特に聖剣伝説は熱いです。
スコアに限らず、プレ値がついている商品が多いので、せどりをするなら覚えておいて損のないワードです。
【実例】
1,580円で仕入、9,600円で販売、利益6,000円、利益率62%くらいです。販売期間は1か月です。
・国内アーティスト
秦基博、Xジャパン、坂本龍一、YMO、高中正義、聖飢魔Ⅱ、タイマーズ、B’z、ハイスタンダード
【実例】
すみません、写真が見当たりませんでした。
550円で仕入、6,500円で販売、利益4,600円、利益率70%くらいです。販売期間は2か月です。
・海外アーティスト
ビートルズ、キッス、UFO、ベンチャーズ、エリッククラプトン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、アイアンメイデン、モトリークルー
注意点①:バーコードがなくても必ずキーワードで検索してみる
スコアの特に古い商品にはバーコードがついていないことが多いです。
バーコードをビームで読み取るビームせどらーはもちろん、アプリを使って読み取ることもできないので、多くのせどらーはスルーします。
面倒くさいですからね。
でも、そこを面倒くさがらず、ちゃんとキーワードで検索してアマゾンのページまで見に行ってください。
そしてモノレートで売れ行きを確かめてください。
皆がスルーするからこそ、利益商品は眠っています。
「どうやって検索するの?」
特に初心者の人は検索の仕方がわからないと思いますが、やり方は簡単です。
まず、ヤフーでもGoogleでもいいので、検索窓にキーワードを入れて検索します。
先ほど画像紹介した、モトリークルーのスコアでやってみましょう。
まず、検索窓に「モトリークルー シアターオブペイン スコア」と入れて検索します。
次に、検索結果からアマゾンのHPの商品カタログを見に行きます。
この場合、二行目に出てている、バンドスコアと書かれている検索結果ですね。
検索の結果、Amazonで商品が見つからなかったら、キーワードを変えるなりして工夫してみてください。
それでもなかったら、それはアマゾンにはカタログのない商品という事になります。
その場合の注意点は、注意点③で説明します。
そして、商品ページの中の、登録情報欄のISBNの数字をコピーします。
最後に、モノレートで検索して、波形から売れ行きを確認するだけです。
この商品の場合、回転としてはめちゃくちゃ遅いですが、売れていますね。
商品の出品自体がものすごく少なくて、商品自体が切れている期間があるので、時間はかかっても売れることが推測できます。
実際に僕が出品した商品も3か月ほどかかりましたが無事に売れています。
利益で5,000円くらい出ました。
注意点①:書き込みや使用感のチェック!
スコアは他の雑誌と比べた場合、書き込みが多いので検品チェックの際には注意が必要です。
実用的な雑誌なので、鉛筆やボールペンなどの書き込みがあることも結構あります。
鉛筆なら消えるのでいいのですが、ボールペンだと仕方ないですね。
僕は書き込みがあった場合、Amazonのコンディションガイドラインより厳しく設定しているので、「可」として出品しています。
雑誌のコンディション設定のコツについてはこちら↓
注意点③:販路はアマゾンだけじゃない
先ほど、注意点①のところで少し触れましたが、スコアは特に古いものになると、Amazonにも商品カタログがないことが結構あります。
「アマゾンでカタログがないから、出品できないや。」
その際に、このように思ってスルーしてしまわないでください。
ヤフオク!やメルカリなどフリマでは普通に高額で取引されていることがあります。
ヤフオク!やメルカリで過去に取引がないか調べてみましょう。
オークファンで落札相場を見てみるのも良いです。
特に、アマゾンでカタログがないスコアはヤフオク!での販売がおすすめです。
さて、今回は、雑誌せどりのリサーチのコツ!のうち、スコア(楽譜)に関する記事を書いてきました。
いかがだったでしょうか?
これを参考にして、スコアが仕入れられるようになってもらえれば幸いです。
それでは!