おもちゃを仕入れすぎて、在庫を前に途方にくれているカワセミです。。
以前、新品おもちゃのリサーチ方法、プレ値の探し方を記事にしました。
→新品おもちゃせどりのリサーチ方法。プレ値のおもちゃの見つけ方!
今回は、実際に店舗で仕入れる際の値段の基準を記事にしてみたいと思います。
せっかくプレ値になっていても、仕入価格が高くて価格差が少なければ赤字になってしまいますからね。
逆に言えば、プレ値でなくとも仕入値が安く、価格差が大きければ仕入れる事ができます。
もちろん、モノレートで見て売れている商品を仕入れる事は大前提です。
この記事の目次
①仕入価格を参考にあたりをつけよう
先に結論を言ってしまうと、物により、販路により、カテゴリーにより、手数料や送料などかなり変わって来るのでケースバイケースです。
ただそれを言ってしまうと元も子もないですし、時間がいくらあっても足りません。
そこで、僕は仕入価格を基準にモノレート(アマゾン)で売価のあたりをつけて、そのハードルをクリアしたものだけを、利益が出るかを計算しています。
その基準はおもちゃの場合はだいたい以下の通りです。
仕入れ価格 | 以下の売価を超えそうなら仕入れ |
500円以下 | 1,500円 |
500円から1,000円以下 | 仕入価格の3倍 |
1,000円から10,000円 | 仕入価格の1.8倍 |
10,000円超 | 仕入価格の2倍 |
この基準を超えるもの、近いものは利益計算して仕入れています。
実際の商品で、各ケースをシュミレーションしてみましょう。
仕入れ基準はアマゾン価格なので、アマゾンで販売する場合と、メルカリで販売する場合をやってみます。
仮の話ですが、リカちゃんシリーズを例にします。
1・仕入価格500円未満のケース
想定売価1,500円超え、もしくはギリ1,500円付近で売れそうなら検討対象になります。
こちらのおもちゃを例に考えてみましょう。
売価は約1,700円です。これを仮に500円で仕入れられた場合、アマゾンのシュミレーションだと以下の通りです。アマゾンへの納品コスト(送料)は仮に80円として計算しています。
見込み利益は624円とこのように十分に利益を出す事ができます。
それではこれをメルカリに出した場合はどうでしょうか?
保守的にAmazon価格よりも20%安ければ売れるとして、想定売価は1,360円です。メルカリの販売手数料は10%の136円、送料はゆうパケットで送るとして175円です。
1,360-500-136-175=549
549円の利益が出ることになります。
売価に対する利益率は40%を超えていますので非常に優秀な数字です。梱包資材などの雑費を考えても十分に利益をとれます。
ただ、メルカリで注意すべきは送料です。このドレスは薄いので厚さ3cmまでのゆうパケットで遅れましたが、もっとかさ張るものなら送料が高くなります。
仮に、60サイズのメルカリ便(宅急便)の場合、送料は600円かかります。その場合利益は124円になってしまいます。
特に初心者のうちは、サイズの見込み違いなどありますので、仕入れ基準は保守的にしていますが、慣れてきたら送料が安いものは売値が1,500円以下でも仕入れていきましょう。
2・仕入価格500円から1,000円以下のケース
想定売価が仕入価格の3倍以上で売れそうなら仕入れの検討対象になります。
こちらのおもちゃを例に考えてみましょう。
売価は約3,000円です。これを仮に1,000円で仕入れられた場合、アマゾンのシュミレーションだと以下の通りです。
見込み利益は1,259円とこのように十分に利益を出す事ができます。
それではこれをメルカリに出した場合はどうでしょうか?
保守的にAmazon価格よりも20%安ければ売れるとして、想定売価は2,400円です。メルカリの販売手数料は10%の240円、送料はゆうパケットで送るとして175円です。ただ少し高価になってきましたし、パッケージの潰れを防ぐいみでも僕なら宅急便コンパクトで送ります。その場合455円かかります。
2,400-1,000-240-455=705
705円の利益が出ることになります。利益率は30%くらいです。
3・仕入価格1,000円から10,000円以下のケース
想定売価が仕入価格の1.8倍以上で売れそうなら検討対象になります。
こちらのおもちゃを例に考えてみましょう。
売価は約8,000円です。これを仮に4,400円で仕入れられた場合、アマゾンのシュミレーションだと以下の通りです。
このように十分に利益を出す事ができます。
それではこれをメルカリに出した場合はどうでしょうか?
金額が大きくなってきたのでAmazon価格よりも10%安ければ売れるとして、想定売価は7,200円です。メルカリの販売手数料は10%の720円、送料はゆうゆうメルカリ便のサイズ60で送るとして700円です。
7,200-4,400-720-700=1,380
1,380円の利益が出ることになります。利益率は20%程です。
3・仕入価格10,000円超のケース
想定売価が仕入価格の1.5倍以上で売れそうなら検討対象になります。
こちらのおもちゃを例に考えてみましょう。
売価は約16,000円です。これを仮に10,000円で仕入れられた場合、アマゾンのシュミレーションだと以下の通りです。
見込み利益3,871円とこのように十分に利益を出す事ができます。
それではこれをメルカリに出した場合はどうでしょうか?
保守的にAmazon価格よりも10%安ければ売れるとして、想定売価は14,400円です。メルカリの販売手数料は10%の1,440円、送料はゆうゆうメルカリ便のサイズ60で送るとして700円です。
14,400-10,000-1,440-700=2,260
2,260円の利益が出ることになります。利益率は16%程です。
以上が僕が仕入れをするときの大まかな基準になります。
今回は例として上記のリカちゃんシリーズを使いましたので、現実には同じように都合よくリカちゃんシリーズを仕入れらるわけではありません。
それでも、予断を持たないことが大事です!「どうせそんな都合よくいかない」「見た感じ利益なんて出そうにない」
こう考えてリサーチしないのでは、利益商品なんて見つかるわけはありません。
特に最初のうちは、家でリサーチ、店舗でリサーチと泥臭く調べる必要があります。
そのうち、利益商品にもなんとなく当たりがつくようになってきます。
この記事が何かしらお役に立てれば幸い!それでは。