カワセミです!
メルカリはものすごく使い勝手のいいプラットフォームなので、不用品の販売はもちろん、副業でのせどりや転売に利用している人も多いのではないでしょうか?
スマホ1台で、メルカリアプリをダウンロードするだけで、写真撮影から出品までできてしまうので、始めるハードルがすごく低いですよね。
メルカリを仕入先として使っている人もいると思いますが、今回想定しているのはメルカリで「販売」するときのお話です。
副業としてせどりを行う場合、メルカリで販売するだけでも月に2,3万円くらいの利益なら全然可能です。
ただ、そんな使い勝手のいいメルカリだからこそ、トラブルは出来るだけ避けたいところですよね。
この記事の目次
メルカリでトラブルが多いのは事実。
メルカリでインターネット検索すると、上位に「メルカリ トラブル」「メルカリ トラブル 多い」というトラブル関連の検索ワードが出てきます。
確かに、他の出品者の購入者とのやり取りをコメントで見たり、評価を見たりすると「トラブってるなー。。」というのは結構見ます。
「じゃあ誰でも彼でもトラブルに見舞われるのか?」
というと、そういうわけではありません。
僕はメルカリで150件以上の取引をしていますが、今のところ大きなトラブルに見舞われたことは1度もありません。
ちょっとこの人トラブルメーカーっぽいなー、怪しいなーという事は2,3回ありましたし、小さなものはいくつかありましたが、いずれも大事には至っていません。
その要因は、トラブルに陥らないように対策しているからだと思っています。
対策というのはいくつかありますが、以下の5つです。
全て行う事もあれば、組み合わせて行う事もあります。
また、トラブル回避にはこの順で大切だと思っています。
①当たり前のことを当たり前に丁寧に行う
②トラブルの種類を知っておく(対策・解決策)。
③メルカリの規約や取引ガイドのうち大切なものを知っておく
④できる限り匿名配送を利用する
⑤梱包は封書ではなく資材を利用する
特に重要なのは①~③です。
①について、後で少し詳しく記載しますが、「当たり前のことを当たり前にできていれば問題ない」と考えています。
なぜか?
トラブルを起こす相手というのは、たいがい「当たり前のことを当たり前にできない人」だからです。
そのため、同じ穴の狢(ムジナ)にならないように、常識的な対応をしているだけで多くのトラブルは回避できるからです。
②について、出品に当たってどんなトラブルが起きやすいのか?を知っておくだけで、トラブルは随分と減ります。
少しでも意識することで、トラブルが起こらないように自然と回避しようとするからです。
③については、「規約やガイドなんて読むのめんどくさいー」と思われるかもしれませんが、重要な部分だけで大丈夫です。
後ほど、重要な部分だけを抜粋して記載します。
対策①当たり前のことを当たり前に丁寧に行う
まず、大前提なのですが、顔の見えないコミュニケーションだからこそ「当たり前のことを当たりまえに丁寧に行う」ことが最重要です。
全ての前提はここです。
丁寧な言葉遣いで、たとえば自分で設定した発送期日を守るなど当たり前のルールを守って、気持ちの良い取引を心がけることです。
勘違いしないでほしいのは、「下手に出る・へりくだる」のではなく、あくまで対等に、丁寧に行うという事です。
過剰な謙遜は相手(トラブルメーカー)がつけあがる可能性があります。
乱暴な言葉遣いや、あまりにフランクな友達のような言葉遣いは自分のセラーとしての評価を落とす可能性があります。
もちろんそういった友達のような、フランクなコミュニケーションを求めている人もいると思いますが、少なくとも副業でやる場合は違いますよね。
適度に適切なコミュニケーションを心がけることで大きくトラブルを軽減することが出来ます。
「適度な」という意味でどういうタイミングでコミュニケーションをとればいいかは、こちらの記事が参考になると思います。
「適切な」という意味でいくつか文例をつけてみます。
購入された後の、取引開始時に送るメッセージでの文例です。
1、極端にへりくだっている例(NG例)
「この度はご購入大変ありがとうございます。
まだメルカリを始めたばかりの初心者で、至らない点があるかと思いますがどうぞよろしくお願いいたします。
何かありましたら、すぐにご対応させていただきますので、ご連絡いただければと思います。
商品を発送しましたら、またご連絡させていただきますので少々お待ちください。
それでは、取引終了までどうぞよろしくお願い致します。」
→
一見丁寧でよさそうですが、丁寧すぎるのと、「メルカリを始めたばかりの初心者」という言葉は不要です。
こういうフレーズは、普通の人には全く問題ないのですが、クレーマー体質の人には格好の餌です。
自分より下に見て、どんどんと横柄になっていきます。
初心者であろうが、ベテランであろうが、堂々と取引をすればいいんです。
初心者のうちは知らないことがたくさんあるのは当たり前なので、最低限のルールを知っておいて、それでなにか間違えたら素直に謝ればいいんです。
2、フランクになりすぎている例(NG例)
( ゜▽゜)/コンバンハ
購入ありがとうございます!!!
いま実家にいるので、家に帰ったら発送の準備しようと思います。
ちょっと遅くなるかもしれません。期日過ぎても大丈夫ですか?
→
本当にいるんですよ。こういう人が。
僕が実際にメルカリで購入した時に送られてきたメッセージを参考にしていますから。笑
結構衝撃的ですが、フランクなコミュニケーションを求めている人にはいいと思いますよ。
でも、そうでない大多数の人には「え・・」ってなりますよね。
この「え・・」ってならないことが大事なので、特に副業でメルカリ転売をしている場合、こういう個性は出す必要ないと思います。
あと、敬語できちんとした文章を書くという事は、一種のけん制にもなるんですよね。
メルカリを利用しているユーザー層は、ヤフオク!と比較しても若くて、年齢が低い人が多いです。
若年層はまだ社会に出ていなかったり、出ていたとしてもそこまで敬語に慣れていないことも多いです。
「あ、この人しっかりしている人だ」
「私もしっかり取引しないと」
と相手に思ってもらうだけでも全然違います。
3、適切な例(OK例)
「ご購入ありがとうございます。
商品を発送しましたら、またご連絡させていただきます。発送まで少々お待ち下さい。
取引終了までどうぞよろしくお願い致します。」
→
必要最小限かつ、丁寧な文章です。
お礼と、発送の準備に入りますよという事が伝われば十分です。
イメージでいうと、誰かに刺さる文章ではなく、全員に70点の文章です。
対策②トラブルの種類と対策・解決策を知っておく
さて、丁寧な対応、常識的な対応は大前提として、起こりうるトラブルの種類を知っておくことも大切です。
以下で、メルカリで起きやすいトラブルの種類とトラブルが起きた時の対応策・解決策を紹介します。
「軽いトラブル」→「重いトラブル」の順で記載しています。
・受け取り評価がされない
商品を購入してもらい、発送して手元に届いているにもかかわらず、受け取り評価をしてもらえないことです。
メルカリでは、受け取り評価までが一連の取引で、購入者の受け取り評価がされないと取引完了とならず売上金が入ってきません。
本来は取引終了まで購入者も責任をもって取引をするべきです。
ただ、取引を始めたばかりの人の場合は、そもそも評価をすることを知らない人もいます。
ずぼらでいい加減な人の場合、評価を面倒くさがってやらない人もいます。
ただし、発送通知から9日間継続した日の13時になると自動的に取引完了となり、売上金も入ってきます。
この場合の出品者、購入者双方の評価はされません。
(出典:メルカリガイド:取引開始後のよくあるトラブル解決策)
●事前の対策
これに関しては、事前の対策としては、対策①で上げた「適度に適切なコミュニケーション」をとることです。
受け取り評価がされなのは、購入者側の問題ですが、購入者も人間です。
ずぼらでいい加減な人であっても、丁寧な出品者といい加減な出品者であれば、丁寧な出品者の方がまだ誠実に対応してくれる可能性が上がるからです。
●トラブルが起きてしまったら?事後の対応策・解決策
全然大したトラブルではないので、気にしないのが一番です。
ほっとけばお金は入ってきますからね。
ただ、「9日間も待てない!」という事なら、取引連絡から購入者にメッセージを送ってみましょう。
対応してくれることもあります。
特に相手が初心者の、メルカリを始めたばかりの場合、評価のことを知らないケースでは対応してくれます。
ただ、何回も送ると、受け取り評価をしてくれるものの、逆切れされて悪い評価をつけられたっていう話もいくつか聞いたことがあるので、過度にしない方がいいと思います。
1つ注意点が、9日間経過すると通常は自動的に取引完了になりますが、稀にならないことがあります。
メルカリのシステムの都合か、メルカリ事務局の手続きの遅れかはわかりませんが、稀にあります。
その場合は、メルカリ事務局に「問い合わせ」を行ってください。
そうすれば、その取引に問題がない限り、取引を完了するようにしてもらえます。
「お問い合わせ」の方法は以下の通りです。
マイページ→お問い合わせ→お問い合わせ項目を選ぶ→取引中の商品について→出品した商品を選択→評価について→「お問い合わせをする」
・横取り購入でクレームが入る
これ多いですよねー。
ここでいう横取り購入というのは、2つのケースがあります。
1:購入者から値段交渉されている最中や、商品に関する質問などを受けている最中に、他の人が買ってしまう事。
2:専用出品にした商品を他の人が購入してしまう事。
ただ、メルカリの規約上は「早い者勝ち」が原則です。
専用出品も利用者間でのローカルルール、マイルールであり、公式なものではありません。
メルカリ規約では特定ユーザーへの販売を意図した出品は原則できないですし、メルカリガイドに書かれている独自ルールというものにあたります。
(出典:メルカリ利用規約)
(出典:メルカリガイド:独自ルールの取引について)
ただ、利用者同士の円滑な取引とか、利便性の向上には一定の効果があると思っているので、専用出品自体そんなに悪いルールではないかなと個人的には思います。
●事前の対策
トラブルを回避したいのなら、商品の説明文であらかじめ「値引き交渉には応じられない」、「専用出品はしていない」という事を書いておくことが考えられます。
ただ、メルカリというフリーマーケットの性質上、値引き交渉などのやり取りを楽しんでいる層や、専用出品をしてもらえるのは当たり前だと考えている人たちには売りずらくなるので、この辺は、商品により状況により使い分ければいいと思います。
僕は大体8割の商品には「値引き交渉には応じられない」旨を記載しいます。
専用出品は全然応じているので、特に何も書いていないです。
参考文例をいくつか書いておきますね。
商品説明の末尾にコピペして使ってください。
【値引き・専用出品に応じないケース】
なお、こちらの商品につきましては、お値引きには応じかねます。
また、「専用出品」につきましては、トラブル防止のためお引き受けはしておりませんので、あらかじめご了承ください。
【値引きに応じないケース】
なお、こちらの商品につきましてはお値引き交渉には応じかねますので、あらかじめご了承ください。
●トラブルが起きてしまったら?事後の対応策・解決策
クレームというほどではないですが、僕も値下げ交渉中や専用出品している商品を、他の購入者の方が購入されて、交渉中だった人からコメントが来たことがあります。
「私と取引中でしたが、その人に売るんですか?」
といった内容でした。
僕がとった対応は、メルカリの規約を説明して、規約通り購入者と取引を進めますという事を伝えました。
それで全く問題なく取引は終わりました。
文例をつけておきますね。
【文例】
〇〇様、ご連絡ありがとうございます。
メルカリの規約上は「早い者勝ち」が原則のため、購入者様との取引をキャンセルすると、こちらが規約違反となってしまします。
心中お察しいたしますが、このまま購入者の方と取引継続させていただきます。
何卒ご容赦ください。
よろしくお願いいたします。
・専用出品を依頼されて、実際に購入されない
これも大したトラブルではありません。
先ほどのトラブルでも紹介した通り、専用出品自体はメルカリの規約上のルールではなく、あくまでローカルルールです。
●事前の対策
事前の対策としては、「専用出品」をそもそも行わないというのが一番効果的ではあります。
商品説明にそのように記載しておけば、まず依頼されることはありません。
【文例】
なお、「専用出品」につきましては、トラブル防止のためお引き受けはしておりませんので、あらかじめご了承ください。
このように書いておけば、依頼されたとしても「説明文にも書いているのですが、申し訳ないのですがトラブル防止のためお受けできません」とでもお伝えすれば大丈夫です。
ただ、「専用出品」に関しては、ローカルルールではあるものの、結構浸透しているし、相手のメリットにもなって顧客満足度も向上させることができ、販売のチャンスを増やすという意味で有用であることも事実です。
そのため僕は、この商品は専用出品はしない商品、この商品はしてもいい商品と自分の中で分けておいて、上記の文例を入れるものと入れないものを使い分けるのが良いかと思います。
●トラブルが起きてしまったら?事後の対応策・解決策
「専用出品したのに全然購入されないんですけど・・」
あるあるですよね。
専用出品をするには、商品名に〇〇様専用とか書いたり、商品画像を編集して〇〇様専用と入れたり、結構手間がかかります。
それなのに、購入してもらえないとガックリ来ますよね。
気持はわかりますが、あきらめるしかありません。
その場合、僕は以下のような対応をとっています。
・まずは専用出品してから24時間は待ちます。
・次に24時間ほど経過したらコメントでメッセージを送ります。
「専用出品してから1日ほど経ちましたが、ご購入はされますでしょうか?」
「あと1日ほど経過したら専用出品を解除しますので、購入される場合はお早めにお願いいたします。」
・それでも購入されない場合「専用出品」をもとの出品に戻します。
都合2日間は専用出品で待ちますという事です。
・取り置きを依頼されて、実際に購入されない
これは、先ほどの「専用出品を依頼されて、実際に購入されない」と似ていますが、ちょっとトラブルの重要性は上がりますね。
そもそも、「取り置き」がどういうことかというと、例えば「月末には購入できるようになるので、それまで専用出品にしておいて、月末に購入させてもらえませんか?」という事です。
で、専用出品にしたにも関わらず、月末になっても購入されないという。
月末までの間、専用出品にすると、他の需要を取り逃がすのでちょっと痛いですよね。
「あ、この商品買いたい!でも、専用出品されてるしな・・トラブル起こしたくないからやめておこう。」
他の人がこんなことを考えて、買ってくれなくなるという事です。
●事前の対策
事前の対策としては、「取り置き」は断ってしまえば、後々購入されないというトラブルは起きません。
特に、回転の速い人気商品の場合は断ってしまえばいいと思います。
【文例】
申し訳ありませんが、トラブル防止のため取り置きへの対応は致しかねます。
ご希望に添えずすみません。
取り置きをしてほしいというコメントが来たら、こういうコメントを返せばよいと思います。
ただ、回転の遅い商品の場合、それで売れることもあるので、商品によってどうするかは判断する必要があります。
●トラブルが起きてしまったら?事後の対応策・解決策
期限になっても購入されない場合、残念ですがあきらめるしかありません。
その際に、さらなるトラブルの発生を抑えるため、一言コメントを送りましょう。
本当に忘れているだけの場合もあるので。
【文例】
「取り置き期日を過ぎましたが、ご購入はされますでしょうか?」
「あと1日ほど経過したら専用出品を解除しますので、購入される場合はお早めにお願いいたします。」
・質問は多く、購入はされない
地味に面倒臭いトラブルです。
僕個人としては、専用出品が購入されないよりも面倒くさいです。
「CDの歌詞の中に〇〇という歌詞ってありましたっけ?」
「CDアルバムの中の曲のリストは何でしょう?」
「CD発売からどれくらいたってますでしょうか?」
自分でも調べられる内容を質問攻めにされることがあります。
商品のコンディションとか、付属品の内容とか、商品に関することなら当然喜んでお答えしますが、こういった「調べればすぐにわかるでしょう。」の質問を連発されるとげんなりします。
そして、こういう人に限って購入には至りません。
●事前の対策
事前の対策が取れないのが面倒なところです。
他の「専用出品」や「値下げ」と違って、商品説明で「質問禁止」なんてさすがにできませんし、やるべきではありません。
●トラブルが起きてしまったら?事後の対応策・解決策
このように質問攻めにされたときの対応策は、質問に丁寧に答えるしかありません。
ただ、これは重要なことでもあります。
一見不毛に思えても無視などしないでください。
なぜなら、潜在的な顧客へのアピールになるからです。
潜在的な顧客というのは、その商品をお気に入り登録している人、その商品のページをこれから見に来る人です。
質問者と出品者のやり取りはコメントとして残るので、面倒くさい質問者ではなく、その他の顧客へのアピールと思って丁寧に対応しましょう。
商品を購入するとき、丁寧で信頼できる購入者から購入したいと誰もが思っているからです。
特に高額な商品になればなるほどです。
・購入後にキャンセルの依頼をされる
あんまりないですが、僕も1回だけありました。
購入後のキャンセルは購入者の都合なのですが、それを突っぱねても仕方ないのでキャンセルに応じるしかないです。
●事前の対策
ありません。
●トラブルが起きてしまったら?事後の対応策
「商品不要になったので取引キャンセルしてください」
僕の時はポンと、この1文だけ取引画面でメッセージが送られてきました。
うん、トラブルのにおいしかしない!喜んでキャンセルします!
こういう場合のキャンセルの仕方は、以下の通りです。
①購入者からの連絡に同意してコメントする(キャンセルには双方の合意が必要のため)
先ほどのコメントに変身する形で、「了解しました」とでも返信すればOKです。
②取引画面の最下部の「キャンセル申請フォーム」から申請する
キャンセル理由を選択する必要がありますが、「購入者と合意している」を選択すればOKです。
「理由の詳細」を記載する必要がありますが、このフォームは購入者も見ることになるため、過激な記載はやめましょう。
「購入者様が不要になったとのことで、双方合意の上キャンセルいたします。」
こんな記載をすれば大丈夫です。
③購入者(取引相手)がキャンセルフォーム上で「同意する」を選択する
これでキャンセル完了となります。
*仮にキャンセルに「同意する」を押されずに放っておかれた場合でも、24時間経過すると自動でキャンセル完了となります。
・送料が違う、間違えられた
これは取引相手とのトラブルではなく、配送業者とのトラブルです。
僕はこれは2回経験しています。
だんだんとトラブルの質が重たくなってきました。
送料はお金が絡む話なので、回避できるに越したことはありません。
●事前の対策
これは複数回間違えられた場合、次からその配送方法を使わないことが考えられます。
メルカリを利用する場合、多くはらくらくメルカリ便(ヤマト運輸提携サービス)かゆうゆうメルカリ便(郵便局提携サービス)を利用することになると思います。
送料間違いが発生するのは、コンビニなどで発送した後に、ヤマト運輸や郵便局の営業所に荷物が集積されて、サイズが測られたときになります。
そのため、ヤマト運輸や郵便局という企業ではなく、その企業の営業所の測定が影響してきます。
この営業所の体質は本当にその営業所によってまちまちなので、家の近くの営業所がたまたまいい加減なところだと、家の近くのコンビニで出せばいつも同じ営業所が取り扱うため毎回同じ営業所が取り扱って、そのたびに間違えられる可能性もあるという事です。
僕はらくらくメルカリ便でトラブルが2回発生したので、それ以来なるべくゆうゆうメルカリ便で送るようにしています。
これは、ヤマト運輸と郵便局どちらが優れているという話ではなく、その地域によって違うと思うので、トラブルがあれば他の配送方法にするといったことも検討したほうがよいという事です。
●トラブルが起きてしまったら?事後の対応策
これはメルカリ事務局に連絡することで対応してもらえます。
僕は2回ともメルカリ事務局が差額を返金をしてくれました。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
・着払いの商品が受け取りされずに返品されてきた
これはだるいですねー。
着払いで設定しておいて、受け取り拒否で戻ってくると、いったんは返品にかかる送料を出品者が負担して、メルカリ事務局に連絡しないといけません。
おおむね送料は戻してもらえることが多いようですが、商品返送までにかかる日数、それにより販売が出来ない日数など考えると避けたいトラブルです。
●事前の対策
一番の対策は、「着払い」を利用せず、送料込みの設定(出品者負担)とすることです。
メルカリでは送料の負担は、出品者負担としている取引が大半です。
ヤフオク!ではこれとは全く逆で、送料は落札者持ちとして出品している出品者が大半です。
もうこれは文化としか言えないですが、メルカリでは特に送料の負担は最初から出品者としてしまうのが一番です。
ほとんどの利用者が、送料は出品者負担となっていると思って取引しているので、おそらく間違えて購入している人も一定数います。
そうすると、着払いならいらないやーと商品の受け取りを拒否してしまう人がいるので、最初からその可能性をつぶすためにも、送料は出品者負担がおすすめです。
●トラブルが起きてしまったら?事後の対応策
これは、メルカリ事務局に連絡しましょう。
適正に取引されていれば、着払の返送に要した送料は返金されることがほとんどのようです。
マイページの下段→お問い合わせ→お問い合わせ項目を選ぶ→取引中の商品について→出品した商品を選択→その他→「お問い合わせをする」
・到着した商品が破損していたと言われた
だいぶ面倒になってきました。
これは輸送事故の場合はメルカリが補償してくれます。(らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便を利用している場合。)
ただ、調査に時間がかかったり、輸送箱には目立った傷やつぶれなど外からの衝撃があったような跡が確認できない場合、補償されないこともあります。
僕も1回だけ破損していると言われたケースがありましたね。
150回以上取引していて1回だけなので、頻度は非常に少ないと言えます。
●事前の対策
事前の対策としては、梱包をしっかりとするという事につきます。
僕はメルカリを副業の転売やせどりで利用するなら、以下のアイテムを持っておいた方が良いと思っています。
雑誌、DVD・ブルーレイ、CD、コンパクトなものなら何でも梱包丁寧に梱包出来て、購入者の安心感・満足感の向上にも役立ちます。
いずれもそれほど高いものではないので、副業の必要経費とおもってそろえておいた方が良いと思います。
●OPP袋(クリスタルパック)
クリスタルパックは商品のスレやキズを防止するためと、防水のために不可欠なアイテムです。
ダイソーなど100均でも購入可能ですが、僕は資材はだいたい楽天やアマゾンでHEIKOのクリスタルパックを購入しています。
A4サイズともう一回り大きなA3サイズの両方があると便利です。
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●エアーキャップ(プチプチ)
プチプチがまいてあるだけで大事に扱われてる感が半端ないので、出来れば使いましょう。
僕はあらゆるケースでプチプチ使いまくるので、こういうロールのを買ってます。
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●ゆうパケット対応段ボールケース
ゆうパケットのサイズに対応したボール紙のケースです。
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めちゃくちゃよく使います。
ゆうパケットは送料175円で追跡可能と、非常に優れたサービスです。
CD、DVD、雑誌など薄くて軽いものを送るにはもってこいです。
●60サイズの段ボール
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「段ボールなんて買うの?」
最初はそう思うかもしれませんが、あった方が全然便利です。
特にメルカリでは、この60サイズの段ボールをよく使います。
いわゆる段ボールサイズである、ゆうゆうメルカリ便(ゆうパック)、らくらくメルカリ便(宅急便)の一番下のサイズで、700円と一番送料が安いからです。
●トラブルが起きてしまったら?事後の対応策
対応策というか、取れる手段は2つです。
①あきらめて商品を放棄して取引をキャンセルする
②輸送事故の補償が効くかをメルカリ事務局に問い合わせる
①のあきらめるですが、なんであきらめるのかというと、少額なら手間と時間を考えていっそお金は入らなくていいからキャンセルしたほうが楽な場合があるからです。
僕も1件発生した破損に関しては、購入者の方と合意してからキャンセルしました。
仕入値が500円だったので、煩わしさからメルカリ事務局へ輸送事故の調査依頼をすることなくキャンセルという形でクローズさせました。
「送ったときは問題がなかったので輸送中の破損と考えられます。代替品がないので、取引をキャンセルさせてください。商品の返送は不要です。」といった内容を伝えて、合意をもらいました。
取引のキャンセルの方法は、以下の通りです。
1.購入者と合意する(キャンセルには双方の合意が必要のため)
先ほどの記載した通り合意が先に必要です。
2.取引画面の最下部の「キャンセル申請フォーム」から申請する
キャンセル理由を選択する必要がありますが、「商品に不備がある」もしくは「購入者と合意している」を選択します。
「理由の詳細」を記載する必要がありますが、このフォームは購入者も見ることになるため、それは意識して書きましょう。
「購入者様の手元に届いたのですが、商品が破損していたとのことです。双方合意の上取引をキャンセルいたします。」
こんな記載をすれば大丈夫です。
②のメルカリ事務局に輸送事故の補償が効くか問い合わせるですが、金額が大きければ実施したほうが良いと思います。
調査の仕方、補償のされ方はケースバイケースなのでとにもかくにも、事務局に問い合わせです。
問い合わせの方法は、以下の通りです。
マイページの下段→お問い合わせ→お問い合わせ項目を選ぶ→取引中の商品について→出品した商品を選択→商品が届かない・配送中の破損→「お問い合わせをする」
・直接取引を希望される
これはやばいやつです。ほぼ詐欺確定です。
これに関しては、事前の対策も何もなく、絶対に応じてはいけません。
これはですね、商品を出品していると、コメントで直接取引を持ち掛けられるというものです。
直接取引というのはメルカリを通さずに商品を売買しましょうという事です。
メルカリを通さなければ出品者も手数料を払う必要がないのでお得でしょ?という事です。
まず、直接取引はメルカリの規約違反です。
そしてそれに応じて商品を送っても、お金が支払われないことがほとんどです。
さらに、取引するにはこちらの銀行口座と、郵送するときには住所も記入しますので、個人情報までもっていかれます。
絶対にやめましょう。
・メルカリから業者認定
副業でメルカリを利用しているなら、最悪のケースの1つです。
メルカリでは、個人の利用を基本としていて、業者はメルカリの認めた業者でないと取引をできないことになっています。
(出典:メルカリ利用規約)
メルカリをやっているとわかると思うんですが、結構業者っぽい出品者が多いですよね?
メーカーホームページのスクリーンショットを張り付けたような商品写真で、同じ商品を大量に出品している出品者です。
先ほどメルカリが認めた業者と書きましたが、こういった業者のほとんどは認定されていない業者だと推定されます。
こういう業者が同じ商品を大量にメルカリにアップすると、検索してもその業者の商品で埋め尽くされてしまって、一般ユーザーの商品の露出がほとんどなくなってしまいます。
そのため、メルカリはこのような業者を監視していて、業者認定をすると次のような措置をとることが知られています。
・圏外飛ばし
・アカウント利用制限
・アカウント利用制限に伴う売上金の凍結
一度にいきなりアカウント利用制限になるケースはまれで、改善されないとこの順で進むことが多いようです。
「圏外飛ばし」というのは、業者認定されたユーザーの出品する商品は検索しても出てこなくなるというものです。
正確には、検索結果の一番下に送られるので、「圏外飛ばし」といわれています。
こうなると、露出が極端に減るので全然商品が売れなくなります。
「アカウント利用制限」というのは、その名の通り、そのアカウントでの取引が出来なくなることです。
出品しようとしても出品できなくなります。
アカウント利用制限に合わせて、売上金の振込が出来なくなり、振込申請期日が経過して、結果的に売上金が没収されることもあります。
これらの措置は、「業者に認定しましたよ!」とメルカリから連絡が入るわけではなく、ある日突然制限がされた状態になります。
売上が急激に落ちる、閲覧数がほとんどない、など異変を感じたら「圏外飛ばし」が行われていないか、検索して自分の商品の表示を確かめてみましょう。
●事前の対策
メルカリの業者認定は、メルカリの匙加減一つなので厄介なのですが、普通に取引をしていればまず大丈夫です。
僕も転売でメルカリを利用して、同じ商品を何回も売っていますが特になんともありません。
ただ、業者認定されないための押さえるべきポイントもいくつかあります。
次の3つです。
①一度に大量の商品を出品しない
一度に大量に出品するのは避けた方が無難です。明確な基準はありませんが、1日に50件を超える出品は避けた方が良いです。
僕は1日に出品したのは最高でも30件程度です。
②HPのスクリーンショットではなく、自分で撮影した写真を使う
新品の商品を出品する場合、自分での写真撮影を面倒くさがって、メーカーHPのスクリーンショットを使っている人がいますがやめましょう。
スクリーンショットを使うと、無在庫と思われかねないですし、業者が良くやる手なので勘違いされる可能性があります。
手間ではありますが、そのたびに自分で撮影した写真を使います。
③同じ商品は1つ売れたら次のものを出品する
同じ商品が複数ある場合でも、1度にすべて出品するのはやめましょう。
全く同じ商品の場合、1つ売れたら、次の1つを出品するようにします。
●トラブルが起きてしまったら?事後の対応策
一発でアカウント凍結になってしまった場合は手の施しようがありませんが、一発アウトは「偽ブランドの販売」「継続した規約違反」など悪質性が高い場合に多いと言われています。
そのため、業者認定では通常は「圏外飛ばし」→「利用制限」→「利用停止」→「最悪アカウント凍結」の順で進むのが一般的です。
業者認定されてしまったときに対応策としては、以下の順で行ってみてください。
①現状の是正
業者認定されたであろう出品を見直します。
例えばスクリーンショットを貼っていたものや、1度に同じ商品を出品していた場合、それらは取り下げて一度出品自体を削除します。
この現状の問題点があるだろう部分を改善するだけで、業者認定から回復することはとても多いようです。
②1週間程度様子を見る
①を行った後、すぐに回復しな場合には1週間程度様子を見ます。
これはある程度期間を経過したら、業者認定から回復したという情報が複数出ているためです。
ただ、期間に関しては1週間という人もいれば、数か月という人もいて、ケースバイケースであると想定されるので、とりあえず1週間は待ってみましょう。
③メルカリ事務局に問い合わせ
ここまでくると問い合わせたところで、定型文で拒絶されることが大半のようです。
ただ、やるだけのことはやったほうがいいので現状を事務局に伝えて、対応策を仰ぎましょう。
対策③メルカリの規約や取引ガイドのうち大切なものを知っておく
対策①、対策②と書いてきましたが、今までの対策にも共通する部分もあるのですが、メルカリの規約やガイドを知っておくことも大事です。
ルールを知っていれば、違反もしませんからね。
ただ、全部読むのが大変だという事であれば、いかに僕が大事だと思った部分を抜粋しますので、参考にしてみてください。
1.メルカリは独自ルールを原則認めていない
メルカリでは、専用出品や購入前のコメント必須などのルールは認めておらず、基本的に早い者勝ちの、即購入で問題ないのがメルカリのルールです。
(出典:メルカリガイド)
(出典:メルカリガイド)
ただ、特に専用出品はローカルルール、独自ルールとしてかなり広まっていて、メルカリも一部黙認している感じはあります。
しかし、トラブルが発生した場合にはメルカリはそのような取引には関与しないよというのがスタンスですね。
専用出品などローカルルールで出品するにせよ、メルカリ規約上の原則ルールを知っていることは重要です。
2.返品不可はダメ
メルカリでは商品に問題があっても「返品不可」「ノークレームノーリターン」として返品に応じなというのは認められていません。
(出典:メルカリガイド)
これはヤフオク!との大きな違いですね。
ヤフオク!でも商品に問題があった場合の「返品不可」まで認めているわけではありませんが、商品説明に返品不可と記載するのはOKですし、ジャンク品として出品して「動作保証しません」と書いてあれば、ヤフオク!の文化として返品を要望されることはほぼないです。
メルカリでは、このような記載を商品説明にすること自体が禁止されているので注意しましょう。
購入者に届いた商品に破損など問題があった場合、輸送事故であればメルカリに補償してもらう事は出来ますし、そうでない故障であれば、当事者間で話し合って解決するしかありません。
3.業者はメルカリの認定した業者のみ出品可能
これは対策②の一番下でも書きましたが、業者と間違われないように取引する必要があります。
業者はメルカリと契約を結んで、認定されている必要があるので、もぐりの業者だと思われると厄介なので注意が必要です。
対策④できる限り匿名配送を利用する
これは、配送の方法を制限することになってしまいますが、極力トラブルを避けて、自営するのであれば、すべての取引を匿名配送で行う事も選択肢の1つです。
とはいえ、匿名配送となるのはらくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便なので、ほとんどすべての取引が匿名配送になるかと思います。
らくらくメルカリ便もゆうゆうメルカリ便も両方活用すれば、ほとんどすべてのものが送れてしまいます。
薄くて軽い物なら「ゆうパケット」、多少厚みのある(5㎝いかない)なら「ゆうパケットプラス」や「宅急便コンパクト」、大きなものなら「ゆうパケット」や「宅急便」といった具合に、すべてらくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便の中の配送方法ですんでしまいます。
僕の経験上ですが、使うとすれば後は「定形外郵便」ですね。
ゆうパケットやゆうパケットプラスには入らない(5㎝)より大きい、でも軽い、といった場合ゆうパケットの60㎝サイズで段ボールで送ってしまうと700円かかってしまいます。
ただ、サイズによっては「定形外郵便」の規格外で220円で送れることもあります。
形郵便物 | |
25g以内 | 82円 |
50g以内 | 92円 |
定形外郵便物
| |
■規格内 | |
50g以内 | 120円 |
100g以内 | 140円 |
150g以内 | 205円 |
250g以内 | 250円 |
500g以内 | 380円 |
1kg以内 | 570円 |
■規格外
50g以内 | 200円 |
100g以内 | 220円 |
150g以内 | 300円 |
250g以内 | 350円 |
500g以内 | 510円 |
1kg以内 | 710円 |
2kg以内 | 1,040円 |
4kg以内 | 1,350円 |
(出典:郵便局HP)
この差は大きいので僕は定形外郵便はたまに使う事があります。
ただ、定形外郵便の場合匿名では送ることが出来ません。
そのため、どうしても匿名が良ければ、送料のことはありますが、すべて匿名配送にしてしまうというのは1つの選択肢として全然ありです。
対策⑤梱包は封書ではなく段ボールを利用する
梱包を丁寧に行うという事です。
特にCDなどのジュエルケース(プラスチックケース)の場合、強い圧力がかかると割れてしまいます。
CDもプチプチでくるんで、封筒に入れて送る人が多いと思いますが、僕はゆうパケット対応のボール紙の箱を購入して使っています。
実際にどれくらいダメージ出来るかよりも、梱包がしっかりしていることで相手に与える印象がトラブル回避に役立ちます。
「クリスタルパックで梱包→プチプチで梱包→箱に入れて発送」
僕は大体どんなものでもこのパターンで送っています。
雑誌であっても1周はまいています。
プチプチが一周まいてあるだけで相手に与える印象は全然変わってきます。
僕がメルカリでレギュラーで使っている資材は、クリスタルパック(OPP袋)、プチプチ(エアーキャップ)、ゆうパケット対応段ボールケース、60サイズ段ボールの4つです。
●クリスタルパック(OPP袋)
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●プチプチ(エアーキャップ)
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●ゆうパケット対応段ボールケース
|
●60サイズ段ボールケース
|
さて、今回はメルカリで起こりやすいトラブルと、その対策・解決策について詳しく書いてきました。
①当たり前のことを当たり前に丁寧に行う
②トラブルの種類を知っておく(対策・解決策)。
③メルカリの規約や取引ガイドのうち大切なものを知っておく
④できる限り匿名配送を利用する
⑤梱包は封書ではなく資材を利用する
この5つです。
いかがだったでしょうか?
メルカリでのトラブルを回避して、セラーとしての評価を上げるために参考にしてみてください。
この記事が何かの役に立てば幸い!
それでは!
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