カワセミです!
さて、早速ですが現在僕のメインのせどり商品は中古の「雑誌」と「DVD」です。
ただ、せどりを始めた時には結構いろんなジャンルに挑戦して風呂敷を広げました。
「セット本」もその一つです。
結構向こう見ずな性格なので、その時は一気に初めて1ヶ月で1,000冊くらいセット本用の本を購入しました。
単C(100円)棚を中心に仕入れたのですが、1冊100円としても10万円を超えるのでかなり仕入れましたね。
その結果、、、「こんなしんどいせどり二度とやるか!」と思ったんですが、実際にはすごーく細々と続けています。
「セット本せどり」のメリット・デメリットは以前こちらの記事に書いたので参考にしてみてください。
実際にセット本せどりには「利益率が高い」、「回転が速い」といったメリットもあるので、現在はなるべく手間がかからないような方法でサブのせどりとして続けています。
今回はセット本せどりを効率的に実施する方法に関して書いていこうと思います。
概要を最初に説明すると、効率的にやるためにがっつりとメインのせどりとして据えるのではなく、ついでにセット本としていいものがあれば買うというスタンスです。
前提として、ブックオフでの仕入を想定しています。
セット本せどりを狙う順番とそれぞれのコツ
では、早速ですがセット本をBOOKOFFで仕入れる際に、狙うべき順番(場所)とそれぞれの場所でのコツをご紹介します。
①セット本コーナー
まず真っ先に狙う場所は「セット本コーナー」になります。
セット本コーナーというのは、大体どこのBOOKOFFにもありますが、お店で単行本や文庫本をセットしにしてセット販売をしているコーナーになります。
その規模はお店によって違いますが、どこもセット本がまとめておいてあるのですぐに見つかると思います。
小説よりも、コミック(漫画)をセット売りしているBOOKOFFが多いです。
自分でセットをそろえる必要がないので、何といっても揃っているものを買うのが一番楽です。
このセット本コーナーは、各店舗によってかなり値付けが違いますし、割引も違います。
ここでは利益商品を覚えるというよりは、これから説明するコツをつかんで、限られたものだけをその場でリサーチする方法が効率が良いです。
セット本コーナーで仕入れる際のコツは4つあります。
順番に紹介していきます。
コツ1:完結作品を狙おう
まず最初のコツは「完結作品」を狙う事です。
セット本コーナーには「完結作品」と「それ以外」の本がセット本として置かれています。
「それ以外」というのは現在連載中のものを途中までセットにしたものや、セットにしきれずに途中までで売り出しているものがあります。
どちらも非常に売りにくいので基本的に仕入れてはダメです。
現在連載中のものは新しい巻が出れば中途半端なセットになってしまいますし、そもそもセットにしきれなかったものはそのままでは買い手がつかないので売れません。
Amazonでセット本を売る際には「完結作品」を狙うようにしましょう。
先ほどの画像を見てほしいのですが、商品の札が赤と黒の二種類あると思います。
このブックオフでは赤札が完結のもので、完結という言葉も書いてあります。
たまに黒札しかなくて、完結のものは「完結」と書かれているお店もありますが、多くのブックオフでは完結作品には赤札がついているので簡単に見分けることが出来ます。
コツ2:価格の高い物から狙おう
コツの2つ目は「価格の高い物」から狙う事です。
これには2つの意味があるのですが、1つは割引されていた場合利益がとりやすい事、もう1つはそもそも価格が高いという事は希少な本である可能性がある事です。
セット本は非常に頻繁に値引きが行われます。
さっきの画像でも「20%off」という青い値引き札が見えると思うのですが、20%offは当たりまえで、50%offというものもざらにあります。
なんでそんなにセット本は頻繁に値引かれるかと言えば、「邪魔だから」の一言に尽きます。
見てもらえばわかりますが、セット本はサイズが大きいので場所を取ります、場所を取るという事はコストがその分かかるという事なのでお店としては早く売ってしまいたいという事です。
特に売れ行きの悪いものは値引きしてでも早く売ってしまいたいのがお店側の心理です。
それにセット本コーナーとして作ることが出来る売り場の面積も限られるので、セット本が多くなってくれば早く回転させるために古い商品は値引きの対象になりやすくなります。
そして、当然ですが、価格が高いものが割引されていた方が割引額は大きくなるためその分利益がとりやすくなります。
「BOOKOFFで売れないのにアマゾンで売れるの?」
最初はこう思われるかもしれませんが、売れるんです。
理由は「商圏」が全然違うからです。
BOOKOFFで売られていた場合、買いに来る人はそのお店の半径数キロの人がメインです。
ところがAmazonというプラットフォームを使えば日本中の人が販売のターゲットになるため全然販売することが可能です。
コツ3:文庫本から狙おう
コツの3つめは「文庫本」から狙う事です。
普通のコミックのサイズよりも小さな文庫をわざわざ狙うのには理由が3つあります。
元の単価が高い事、サイズが小さい事、根強い人気があることの3つです。
通常のコミックが大体定価400円くらいに対して、文庫本は定価が700円程度します。
定価が高ければその分中古での販売価格も高くなる可能性が高くなるため、文庫本から狙う事をおすすめします。
またサイズが小さい事自体も文庫本を狙う理由になります。
持ち運びやすく、Amazonに納品する際にも段ボールの中で通常の本よりはスペースを取らないので優位性があります。
さらに文庫本というのは通常サイズのコミックが人気があるため、サイズを文庫サイズに圧縮して販売しているものです。
人気があるという事は販売しやすいという事なので、こちらも狙う理由となります。
コツ4:古い本を狙おう
コツの4つ目は「古い本」を狙う事です。
古いコミックなどは廃盤になっていて、思わぬ高値が付くこともあります。
自分が知らないな、聞いたことないなという昔のコミックは積極的に調べるようにしましょう。
また古い本なので、汚れやヤケなど状態があまり良くないものが多いですが、そのような状態であっても実際に出品する際にコンディション説明すれば問題なく売ることが出来ます。
②単C(100円)棚、プロパー棚の全巻揃っているもの
次に狙う場所は、単C(100円)棚とプロパー棚です。
単Cは100円といった看板が棚についているのですぐに見分けることが出来ます。
プロパーというのは単C以外の、普通の価格で売られている棚のことです。
この中でもバラバラではなく、全巻揃っている、もしくはほぼ全巻揃っている本を狙っていきます。
全巻揃っていればそのままセットにして売れますし、例えば「あと1巻足りない」というようなほぼそろっている状態ならば、欠巻をそろえてセットを組むこともそれほど難しくありません。
効率性・効果性から考えると、1からセットを組んでいくことはすごく大変なので、このように全巻揃っているか、もしくはほぼ全巻揃っているものを狙うのが良いと思います。
それではこれらの棚で見るべきポイントを説明します。
コツ1:文庫本を狙おう
コツの1つめは「文庫本」から狙う事です。
これは先ほども説明をしましたが、文庫本を狙うのには3つの理由があるからです。
元の単価が高い事、サイズが小さい事、根強い人気があることの3つです。
通常のコミックが大体定価400円くらいに対して、文庫本は定価が700円程度します。
定価が高ければその分中古での販売価格も高くなる可能性が高くなるため文庫本から狙う事をおすすめします。
またサイズが小さい事自体も文庫本を狙う理由になります。
持ち運びやすく、Amazonに納品する際にも段ボールの中で通常の本よりはスペースを取らないので優位性があります。
さらに文庫本というのは通常サイズのコミックが人気があるため、サイズを文庫サイズに圧縮して販売しているものです。
人気があるという事は販売しやすいという事なので、こちらも狙う理由となります。
コツ2:利益商品を覚えていこう
コツの2つめは「利益商品を覚えていく」事です。
単Cやプロパーの棚で商品を探すとなると、先ほどのセット本コーナーと違って量が膨大になります。
セット本コーナーであれば、先ほどのコツを使って、フィルターをかけたものを片っ端から検索していけばいいだけですが、こちらはそうはいきません。
やはり利益商品の情報を蓄積していくことが効率的な仕入には不可欠になります。
と言っても、最初からそんなことが出来るはずもないので、これは徐々にでかまいません。
何度もリサーチをしていくうちに自然と利益商品は覚えていきますが、利益商品を見つけたらメモをしてリストを作っていくことおすすめします。
まずは、単Cのそれも文庫本から覚えていくのが良いのかなと思います。
単Cの棚にまとまっておかれている本を片っ端から検索していけば、どの文庫本がセットにしたときに利益が取れるかというのが徐々にわかってきます。
ヤフーやGoogleの検索窓で、「○○(書籍の名前) 文庫 セット」で検索すれば大体アマゾンのカタログも検索結果に出てきます。
数も少なく、利益商品も限られているのでとっかかりとしてやりやすいです。
そして、例えば棚にシリーズの本が7巻分置いてあったとして、それが7巻で完結なのか、それとも10巻中の7巻なのか、といったこともすぐに判断できるようになれば仕入の効率も上がります。
③特定の商品
最後は特定の商品を狙いましょう。
これは、先ほど説明をした「利益商品を覚えていきましょう」というコツと通じるところなのですが、利益商品を覚えてくると、全巻もしくはほぼ全巻揃っていなくても、いろいろなBOOKOFFに置いてあってセット本が組みやすそうな商品というものも見つかってきます。
こういった商品は、複数のブックオフを回っているうちにそろえることが出来る可能性が高く、かつ何度もリピートで仕入が出来て再現性が高いので、こういった限られた商品は1巻ずつでも仕入れる価値があります。
例えば、僕の場合で1つ紹介すると、「みをつくし料理帖(全10巻)+みをつくし献立帖(1巻) (ハルキ文庫 た 時代小説文庫)」という商品です。
もう何セット売ったかわかりませんが、非常に売れ行きが良くて、利益も十分とることが出来ます。
(画像:デルタトレーサーより)
キーパの有料会員の人はこちらでも波形が確認できます。
Keepa:みをつくし料理帖(全10巻)+みをつくし献立帖(1巻) (ハルキ文庫 た 時代小説文庫)
こちらのカタログは、みをつくし料理帖という小説が全部で10巻とみをつくし献立帳という本編に登場した料理を紹介するレシピ本の全11巻のセットですね。
実は「花だより」という特別巻を含めた12巻のセット(完全な全巻という意味ではこっちがFullバージョン)もあるのですが、花だよりが仕入れにくく、そんなに販売価格も変わらないので僕は11巻の方をいつもセットにしています。
みをつくし料理帖の方は単Cで100円で購入、献立帳はプロパー棚で300円~400円くらいで購入というパターンが多いです。
これで仕入値1,500円くらいかかるのですが、その時によりますが4,500円以上で売れることが多いので、利益としても1,500円以上取ることが出来る非常に優良な商品です。
ただ、最近はこの「みをつくし料理帖」が映画化されたことで人気になり、販売価格も上がっているのですが、ブックオフの単C棚からは姿を消しつつあります。
すごく売れるので、ブックオフでもプロパーからなかなかところてんで単Cにおろさなくなってきました。
それでも、店舗によってはまだがっつり置いてあったりするので、見つけたら仕入れるようにしています。
コツ1:後半の巻からそろえよう
さて、セット本を一から組むときのセオリーなのですが、後半からそろえていく意識を持つことが大切です。
先ほど紹介した「みをつくし料理帖(全10巻)+みをつくし献立帖(1巻) (ハルキ文庫 た 時代小説文庫)」であれば、献立帳や10巻、9巻、8巻といった巻を先に集めてから、前半の巻を集めるという事です。
なぜかと言えば、シリーズ書籍というのは1巻が一番発行部数が多く、後半になるにつれ部数が少なくなるのが一般的で、単純に後半の方がそろえにくいからです。
「利益本見つけた!」
と前半巻ばかり集めていると、後半の巻は集まらずに結局売ることが出来なかったり、後半巻は高値で買わざるを得なくて利益が出なかったりといったことになりかねません。
意識として後半から集める意識が大切です。
コツ2:利益商品を覚えていこう
こういった特定の利益本はリピートで何度も仕入れる事が出来るので、利益商品を知っていること、覚えておくことは非常に大切です。
これは、先ほど狙う順番の「②単C(100円)棚、プロパー棚の全巻揃っているもの」のところでも説明しましたが、リサーチをしていくうちに徐々に覚えていけばいいと思います。
ただ、利益商品を見つけたら「リスト」は必ず作った方がいいです。
この「リスト」の情報の厚みが増せば増すほど仕入が楽になってきます。
まとめ
さて、今回はセット本せどりを効率的に行っていくための、ブックオフで狙うべき順番とそれぞれのコツを紹介してきました。
狙う順番は以下の通りです。
- セット本コーナー
- 単C(100円)棚とプロパー棚の全巻揃っているもの
- 特定の利益商品
セット本は1から組んでいると、非常に時間がかかるうえ、結局揃えられないなどのロスも多いです。
そのため僕は、せどりのメインとしてではなく、サブとして仕入れやすいものだけを仕入れるという方法が良いんじゃないかと思っています。
今回の記事が何かの参考になれば幸い。それでは!
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