おはようございます!新品せどりを始めてみた、超後発せどらーのカワセミです。
今回は、せっかく商品を仕入れたものの、Amazonの出品制限で出品できかった話と、その対応策に関してです。
この記事の目次
①まずはおもちゃ仕入れを始めてみた
さて最初の副業としてせどりを選んだものの、当初何を仕入れるか全く決めていませんでした。そこでネットサーフィンなどしながらしばらく迷った結果、「新品のおもちゃ」せどりを始めることにしました。
理由は本当に単純なもので、新品だと「出品の手間が中古よりかからない」、おもちゃは「好きだから」という理由です。どうせやるなら自分が好きなもの、見ていて楽しいものがいいという本当にいい加減なものです。
また、「時代は中古せどりじゃなくて、新品せどりだ!」みたいなブログ記事を鵜呑みにしたのも理由ですが、これが後の手痛い失敗に繋がる事になります。
②最初に取り組んだおもちゃせどりの方法
僕がまず始めたおもちゃせどりの方法は「とにかく実店舗に行き価格差のあるおもちゃを仕入れる」というものでした。
価格差に関してはせどりの定番であるモノレートで売れ筋及び価格を見ながら検討していました。
モノレートはこちらのサイトです。
その時に使ったアプリはアマコードとというものです。
このアプリ、バーコード読み取りができるためJANコード手打ちの手間が省けますし、モノレートだけではなくアマゾンの販売ページや、オークファンへも飛ぶことができ非常に便利なのでおススメです。さらに、仕入設定から想定利益も計算できるので、利益が取れるか微妙な製品をサーチする際にもさっと調べられて便利です。
ただ、若干の読み取りスピードが遅いのがデメリットですがそれでも僕は今でもこのアプリ1つで不自由したことがありません。
しかし今考えるとめちゃくちゃ行き当たりばったりですね。とにかくがむしゃらに店舗に足を運びアマコードでバーコードを読み取っては内容を確かめていました。いわゆる全頭サーチに近い方法です。
そして例にもれずあっという間に挫折しました。大体2週間ぐらい足を棒にしていろいろな店舗回ったのですがほとんど仕入れられず、仕入れた商品も時給にすると目眩がしそうなくらいにコスパが悪く嫌になってしまいました。
まず店舗に行っても量が多すぎてどれを探していいかわからない、どこからサーチしていいかわからないと言う状態から何とかチェックしていくのですが、どれもこれもアマゾンでの販売額が損益分岐点を下回るものばかりでどんどんとやる気が削がれていきました。
まず行き当たりばったりで全頭しても効率が悪いことぐらい少し調べればわかることなんですが、行動しながら考える派の僕は「まずは行動だ!」と今思えばもう少し調べてからやればよかったと思う方法でやっていました。
行動力はとても大事ですが、余りにも空回りは時間の無駄なので皆さんにはオススメしません。この2週間ほぼ毎日仕事帰りと休日は、トイザらスや家電量販店、大型スーパーを回っていました。
ただ、がむしゃらですが1歩踏み出したと言う点と、通過儀礼として考えるなら悪くはなかったと思います。やっぱりお金を稼ぐのは簡単なことではないと身にしみました。それに、世の中にはどんなにオモチャがあってどんな売り方をされているかというのも勉強になりました。
そんなこんなで、新品おもちゃせどりの方法を考え直すことになるのですが、当日頑張って仕入れた商品例を載せておきます。レゴブロックのこれを仕入れました。7000円くらいで仕入れました。少しでもせどりをかじったことがある人なら、やっちゃってるわーって気づくと思います。
レゴ スター・ウォーズ ファースト・オーダー・スペシャルフォースTIEファイター[TM] 75101
https://mnrate.com/item/aid/B00SDTTKBK
後述しますが、レゴに関してはまず新規セラーはアマゾンの出品規制でレゴの商品販売できません。出品制限を解除する方法もあるのですが、解除してアマゾンで販売できたとしてもこの商品を見つけるまでの時間を考えたらガチで時給百円いってないです。
時給は低い、販路は狭いでふんだりけったりです。
②次に取り組んだおもちゃせどりの方法
この方法がいまでも続けているおもちゃせどりや雑誌せどりの基礎になりました。
それは、「事前にプレ値かその付近の商品、もしくはプレ値になりそうな商品をインプットしてから店舗に仕入れにいく」というものです。
プレ値(ぷれね)というのは、需要と供給の関係でプレミアがついて定価よりも高くなっている商品の事です。
例えばこんな商品の事です。
https://mnrate.com/item/aid/B075XPR2SD
「リカちゃん ドール リカビジューシリーズ ミルキーベレー」です。
これは、おもちゃせどらーの間では超有名なリカちゃんビジューシリーズの1つですね。
なんで有名かと言うと、このシリーズは軒並みプレ値になって価格が高騰しているものが多いからです。
ただ、今おもちゃ屋に行ってもこの商品に出会う事はまず出来ません。仕入れるなら最新のビジューシリーズを青田買いで早めに仕入れるか、もしくはもう少し慎重にいくならプレ値突入のタイミングをモノレートで確認してからになると思います。
話が少しそれましたが、現在おもちゃ仕入はこの方法で行っています。
この方法の何よりの利点は、事前にリサーチ済みの為、店頭ではその狙った商品を探す事がメインになり、店舗でのサーチが極端に減る事です。全頭検索から解放されるというわけです。
肝心のプレ値の探し方については別記事にしようと思います。
→新品おもちゃせどりのリサーチ方法。プレ値のおもちゃの見つけ方!
③出品制限ってなんじゃそれ。
このような経緯で、事前リサーチしてプレ値に絞った方法へ切り替えてからちょいちょい仕入られる商品が出て来ました。
例えばこんなに商品ですね。
うまれて! ウーモ ピンク&ブルー
https://mnrate.com/item/aid/B01L6YFWGU
これはヤマダ電機で8900円で仕入れて15,000円くらいで売れました。利益は4,000円ちょっとです。
利益は販路はヤフオクです。
なんでアマゾンじゃないのと思った方、するどい!
まず1つ目の理由として、アマゾンではこのおもちゃのメーカーのタカラトミーの商品に関して、先ほどのレゴと同じく、僕のような新規セラーには出品制限がかかっている事がほとんどです。ネットの記事を読んでいると中には新規セラーでも出品制限がかからない人もいるようですが、その条件は不明でアマゾンのみぞ知る状態です。そのためアマゾンではこの出品制限を解除しないと出品することができません。
2016年から続く出品規制・制限強化の一環で、タカラトミーやレゴのような一流メーカーに関して、新規セラーには規制がかかっている事がほとんどのようです。
海賊版を売ったり、中古を新品と偽ったり悪質なセラーが増えてしまったので悪質なセラーを締め出すための施策ですね。
ちなみにバンダイの製品にも同じく出品規制がかかっています。
じゃあほかの規制のかかってないメーカーのものを出品すればいいじゃんと思われるかもしれませんが、なかなかそういう訳にはいきません。おもちゃ屋でメーカーを確認していってもらえればわかるのですが、日本のおもちゃのほとんどはタカラトミーとバンダイが制圧しています。もうぶっちぎりで、この二つのメーカーです。
また2つ目の理由ですが、商標権の問題です。これも失敗談の1つなのですが、仕入れたはいいけれど後から商標権の問題でアマゾンで新品出品する事が出来ないということが判明しました。
このウーモはタカラトミーの商品ですが、製造元は海外のSPIN MASTERというメーカーです。タカラトミーはそれを代理店として販売しているのですが、この海外メーカーは商標権にかなり厳しいので、アマゾンで新品販売すると権利者申立が来ます。
最悪アカウント閉鎖に繋がる事ですので、ウーモのアマゾンでの新品販売は諦めざるを得ません。なお、新品商品への商標権の訴えに関しては、このメーカーに限ることではなく、厳しいメーカーだと問い合わせてやアマゾンへの申し立てが来ます。
ちなみに中古の場合は、その商品に著しい改造を施したりしている場合を除いて、商標権は問題にならないとされています。
僕は、この点がアマゾンの新品と、ヤフオクやメルカリでの新品の違いにも繋がることだと思っています。
ヤフオクやメルカリの場合は新品という状態で販売しても、そもそも新古品(エンドユーザーである一般消費者に渡った商品)と皆が認識しているため、商標権の侵害に関する訴えがメーカーからなされないのだと推察しています。
アマゾンで新品と言ったら、新古品をイメージする人は少ないでしょうからね。
はい、それにしても失敗だらけです。このウーモの商標権に関しても調べればいくらでも記事が出てくる事です。見切り発車は良くないですね。仕入前の事前確認は本当に大切です。皆さんは気をつけて下さいね!
④出品制限がかかっているかどうかはアマゾンセラーアプリで確認しよう
皆さんはこのような失敗しないように慣れないうちは特に購入の前にはアマゾンで出品制限がかかっているものかそうでないのかは必ず確認するようにしましょう。
その方法ですが、セラーセントラルのホームページの商品登録でももちろん確認できるのですが、それだといちいちホームページを開くなければならず非常に手間なのでアプリの商品登録から簡単に確認することができます。
アプリはこのAmazonSellerというアプリですね。そもそもセラーセントラルのアプリなので、アマゾンに出品しているセラーになっていれば、自身のセラーセントラルのページとリンクさせて使うことができます。すでにAmazonで出品をしている人は是非ダウンロードしておくことをお勧めします。
このアプリです。
このアプリの右上のカメラのマークを押すと。
こんな感じでカメラが作動して、キラキラした光が出てきます。
このキラキラを商品のバーコードに当てると。
こんな感じで商品登録画面になります。
ここで注目して欲しいのが左上についている「制限」というマークです。
この制限のマークがついていると、現在あなたのアカウントではこのカテゴリーに対して出品制限がかかっているということがわかります。僕も、CD(ミュージックカテゴリー)に出品制限がかかっているため制限マークが出てきます。
一方でこちらのDVDには制限マークが出てきません。こちらはカテゴリーには出品制限がかかっていないことが確認できます。これが確認できたら次は、商品自体の出品制限の確認です。カテゴリーに出品制限がかかっていなくても、メーカーごとの規制がかかっていることがあるのでそれを確認します。
同じくこの画面の右下、出品するのアイコンをタップします。
そして、この出品画面が出てくればこの商品は出品可能であると確認できます。
一方でこんな画面が出てしまうと、出品制限がかかっていて出品できないことがわかります。
このようにアプリでバーコードを読み取ることで簡単に確認することができます。JANコードでの検索もすることができます。
1つ1つ確認するのは面倒ですが、特に最初のうちは丁寧に確認した方が良いです。僕みたいに仕入れたけど出品できん!てならないようにね。笑
⑤出品制限解除に向けて
このよう新品おもちゃせどりを始めたばかりで、早速大きな壁が立ちはだかりました。
特に仕入したい商品はタカラトミーのものが多くこれが出品できないのはおもちゃせどりができないに等しい状況です。さらに、僕の場合もう仕入ちゃってますからね。笑
売れなきゃ不良在庫になってしまいます。
さて、こういう事態に陥った時に人は2つのパターンに分かれると思います。
1つは「なんで昔は良かったのに今はダメなんだよ」とやる気をしなって諦めてしまうパータン。
もう1つは「これはチャンスなんだ」と考えて前に進むパターンです。チャンスと言ったのは、このような規制や障害があると言う事は、あきらめる人も多くいると言うことです。つまりこの規制を乗り越えてしまえば他の人よりも競争力を高くすることができます。これはブルーオーシャンにつながる考え方だと思っています。
僕ももちろん一度はすごく凹みましたが、すぐに後者の考えに切り替えて、どうしたらこの課題をクリアできるのかと言う方に考えを受けました。
そしてタカラトミーの出品制限解除に挑戦することとなります。
結果、見事出品制限解除できたのですが、今回は長くなりましたので、それは次回の記事にしたいとおもいます。
お付き合いいただきありがとうございました。この記事が何かしらお役に立てれば幸い!それでは!