【注意!】
各人の行動(投資行動を含む)においては、ご自身の判断と責任において行うようにお願い致します。
カワセミです!
コロナショックの影響で投資市場の下落が止まりません。
株式、債券、金、不動産リート、その資産種類問わずに売り込まれて価格が大暴落しています。
歴史に残る大暴落市場になってきました。
さて、僕はこのブログ「資産形成クエスト」でも投資による資産運用を開始したばかりです。
2020年1月から開始しました。
「資産形成クエスト」は初期投資資金50万円から、副業を通してどこまで資産形成・資産構築していけるのかを検証していくブログになっています。
そのため、最初に取り組んだ「せどり」の副業から回収された余剰資金を、米国株(アメリカ株)の積み立て投資に充てています。
まだこちらのブログでは米国株投資を始めたばかりなので金額は大きくないのですが、僕はプライベートでも米国株投資を行っていて、こちらは2014年から実施しています。
このブログでも、米国株投資を開始したので、「もう少したったら米国株の記事も書いていこー。」とゆるーく初めて行くつもりでしたが、10年に1度の大相場がやってきましたので、記事を書き始めることにしました。
いや、正直めちゃくちゃ怖いので、自分の決意を新たにする意味でもこのタイミングから投稿します。笑
今回の記事では、今回の暴落に関する僕の考えと、戦略を書いていこうと思います。
ただ、先に言っておくと、僕の戦略は、僕みたいに頭おかしい人か、ドМの人でしかやらないと思うので、くれぐれも真似はしないでください。笑
①現状の整理
まず現在の市場の状況整理です。
現在2月末より世界で顕在化した、コロナウイルスの感染拡大リスクにより米国株式市場は大きく暴落しています。
特に欧米でも感染が広がってきた3月以降の下落はすごいものがあります。
ローソク足を見てもその下落の速度はリーマンショックを上回っています。一直線に下に向かっている感じです。
米国株に関しては、2月末にはNYダウが29,000ドルを超えていたことから考えれば、3月23日時点の19,173ドルはおよそ1か月で30%以上の下落を記録したことを意味します。
【現在のチャート】
(引用:ヤフーファイナンス)
【リーマンショック時のチャート】
(引用:ヤフーファイナンス)
コロナウイルスの感染拡大による、経済の停滞の影響がいつまで続くのかが全く見通せない状況のため市場は恐慌状態に陥っています。
これはもちろんアメリカに限らず、日本、欧州、新興国でも同様です。
さらに、通常株の下落局面においては、反対に値上がりすることが期待される債権、金などの安全資産の価格も下落しています。
これは、様々な要因が絡んでのことですが、①機関投資家(大口投資家)による換金売り、②個人投資家の狼狽売り、が主なところだと考えられます。
個人的な見解ですが、大口投資家の売りに関しては、株式市場があまりに急激な下落であったことから、逃げ切れず(もしくは自動売買プログラムにより機械的に売買され)、決済資金が必要となり債券や金などの安全資産も売り込まれたものと思われます。
個人投資家に関してはそのままですね、完全に恐慌状態なので阿鼻叫喚状態です。
為替に関しても乱高下が続きます。
FRB(米連邦準備理事会)が3月16日に臨時のFOMC(連邦公開市場委員会)において、緊急の利下げを決定し、現在の米国の政策金利は0%~0.25%とほぼゼロ金利水準です。
これも通常であれば日米金利差が縮小したことにより、円高になる要因ですが3月23日現在は円安に大きく振れています。
最も信頼性の高い決済通貨は米ドルのため、決済通貨確保のため、各国こぞって米国ドル買いに走っていることでドル高になっています。
つまりまとめると、株も債権もコモディティも爆下がりしているのが現在の状況です。
②僕の基本投資戦略と考え方
僕の投資方針(プライベート含む)は大きく次の2つです。
①米国株(アメリカ株)の長期積立投資
②長期逆張り投資
ポートフォリオでいえば①が80%、②が20%ほどを占めています。
①の米国株に長期で積立投資を行っている理由は、そのままですが長期で見た場合、「円安」「米国株高」を予想しているからです。
日本とアメリカの現在の状況、今後の予想を加味して、アメリカの経済成長の方に可能性を感じているからです。
特に日本の人口減少とアメリカの人口増加は大きな要因です。
基本的に”人”のいないところに”モノ”は動かず、もって”お金”も流れません。
よほどの技術革新があれば日本も経済成長が見込めますが、どうでしょう。
新技術に関する規制の緩和スピード、投下できる資金力でやはり米国の方に魅力を感じます。
そのため米国株に毎月積立投資をしているのですが、その積立の多くは財務体質ピカピカの高配当株が多いです。
いわゆるオールドエコノミーといわれる銘柄たちが多いです。
後はSPYやVTなどのETFへのインデックス投資なので、全然面白くない投資ではあります。
数年で10倍になる可能性のあるような、値上がり期待のグロース株ではないので、いわば芝が伸びるのを見ているような退屈さがあります。
このブログで購入している米国株は半分くらいはAmazonやGoogleなどのハイテクグロース株ですが、それは上記のようにプライベートではガチガチのつまらない積み立てをやっているからでもあります。
基本的には、オールドエコノミーと呼ばれる銘柄が好きですが、いわゆるGAFAと呼ばれるハイテク株たちは、未来のオールドエコノミーになりえるので、ポートフォリオに組み込みました。
②に関しては米国株である必要はないのですが、長期の逆張り投資も行っています。
現在はたまたま米国市場で取引されている、金鉱株がこれに当たるので、結果僕のポートフォリオはETF(上場投資信託)やこれらの米国市場で取引される金鉱株も含めれば、米国株だらけです。
逆張りというのは、投資手法の一つで「下落局面で購入し、上昇局面で売却する」というものです。
「落ちてくるナイフはつかむな」
投資の格言にもある通り、非常にリスクの高い手法であり、僕のようにちょっとずれている人以外には全くおススメできない投資法です。
下落局面で買うといっても、その下落はどこまで続くかわからない、奈落に向かって買い進む道です。
めちゃくちゃメンタル的につらいです。
僕が金鉱株を購入した時も、例えば金鉱株大手のバリックゴールド(ABX)の株は2014年9月の打診買い開始(およそ1株17ドル)から、2015年8月のおよそ1ドル7.5ドルまで、定期的に買い進み、平均取得価格は10ドルちょっとです。
(*バリックゴールドは合併して、現在はティッカーシンボルはABXからGOLDになっています。
個人的に、GOLDのシンボルってめちゃくちゃかっこいいじゃんと思ってます。金ですよ、金。めちゃいい。)
しかし、目に見えて資産が目減りしていく中での買い進みは、本当に吐きそうになるくらいの心境でした。
しかも2014年は投資を開始したばかりの初心者で、そのことを考慮すれば、正気の沙汰とは思えません。
家族や友人が同じことをしようとしたら止めると思います。笑
ただ、後悔は全くしていません。
株式による運用を決意した時から、方針を定め、その方針に沿って①の長期積立も②の長期逆張りも、ぶれることなく実施してきたと思っています。
③今後の予想・投資方針
さて、今後の予想ですが、どこまで経済に悪影響が出るかはもちろんわかりません。
ただ、個人的にはリーマンショックの時よりも戻りも早いのかなと思っています。
どーんと落ちた分、安心感が広がれば上昇も早いかなと。ただの勘ですが。
もちろん、このコロナウイルスの感染拡大による下落は、まだ導火線の可能性もあります。
ドイツ銀行も危ないし、新興国も危ないですからね。
このまま景気がどんどん悪化して、ドル高も続けば、ドイツ銀行の破綻、新興国のバブル崩壊なんて言うシナリオも十分考えられます。
その他にも火種はいっぱい転がっているので、どれが爆発してもおかしくないですね。
で、こんな悲惨な状況をひっくるめて、僕の考えはこうです。
「10年に一度の大チャンス!」「絶好の買い時、買い場到来!」
今行かずしていつ行くのか。と思っています。
根本的にちょっとどうかしてるんだと思います。笑
米国リセッション(景気後退局面)入りは大統領選後だろうと予想していたので、ちょっと準備不足な感が否めませんが、今できることをやるしかありません。
僕の今後の戦略としては以下の通りです。
①ドル建てMMFを解約→米国株を買い進む
②金鉱株が上昇した場合、リバランスしながら米国株を買い進む
買い進むターゲットとしては、石油関連銘柄、VTやSPYなどのETFをメインに考えています。
石油関連銘柄は長期逆張りの側面が強く、VTやSPYなどのETFは長期積立投資の強化といったイメージです。
①外貨建てMMFはこれも定期的に積み立ててきました。
目的としては為替が円安に振れることによる値上がり益を狙ったものではなく(一部そのような心もありますが)、ドルコスト平均法により為替のリスクを押さえてドル建て資金をためることを主題としていました。
「マネックスとかの米国株口座に直接入れていけばよかったじゃん?」
と思われるかもしれませんが、僕口座にあると株買いたい欲求に負けてしまうので。。
わざわざ別建てて、暴落時の資金をためていました。
まずは、これを解約して、およそ3~4か月にかけて分散して買い進む予定です。
②金鉱株の売却は、今後金鉱株価格は暴騰することを予想しています。
現在は金鉱株含めて大幅に売られていますが、僕はゴールドの持つ輝きの魅力を信じています。
金(ゴールド)ほどの安全資産はないと考えているからです。
今はキャッシュイズキング(ただしドルに限る)の状況ですが、場が落ち着けばその王様の座は金に戻ると思っています。
リーマンショックの時もそうであったように、ゴールドが先に底打ちし、停滞する株式市場を横目に暴騰することを予想しています。
もちろん絵に描いた餅になる可能性も高く、今から金鉱株を買うのはリスクが高すぎて全くおすすめしません。
しかし、仮に金鉱株が暴騰すれば、その時価がポートフォリオの40%を超えたあたりからリバランスしながら、現金に換え、その現金でさらに米国株を買い進むつもりです。
金の底打ちは、数か月かかると思っているので、一番うまくいけば、MMFから換金した投資資金が枯渇した段階で、金鉱株の売却フェーズにスムーズに移行していたら最高です。
これが上手くいけば、資産を大きく増やす大チャンスです。
ただ、何回も書いていますが、人には全くおすすめできる方法ではありません。
それでも、僕と同じようなちょっといっちゃってる方、方針がおなじ方は、ここから数か月の鉄火場をともに頑張りましょう。
お互いに無事に生還できることを祈っています!
ちなみにブログの方で公開している、「資産形成クエスト」としての米国株投資は、今後も変わることなく月に3~4万円を積立購入していく予定です。
それでは、ご武運を!
●僕が使っている証券会社
僕はプライベートの米国株投資ではマネックス証券、ブログでの投資ではワンタップバイを使用しています。
マネックス証券は以下のメリットから、特に米国株初心者に優しい証券会社だと思っています。
【マネックス証券のポイント】
●業界最低水準の手数料
●取り扱い銘柄の豊富さ
●注文方法、取引可能時間(時間外取引)