注意
この記事には投資に関する情報が含まれています。
しかし、あくまで個人の意見・考えです。
これらは記録、情報提供を目的としたものであって、投資行動及びその他の行動の勧誘・助言を目的として記載しているものではありません。
各人の行動(投資行動を含む)においては、ご自身の判断と責任において行うようにお願い致します。
カワセミです!
コロナショックから早1か月半が経過しました。
2020年2月の末くらいからダウが急落し始めて、現在で一ヶ月半ほどです。
前回記事さて、前回の記事でも書いた通り、当ブログ「資産形成クエスト」でも米国株による資産運用をしていますが、それは最近開始したものです。
2020年1月からの開始なので、開始直後で速攻大暴落です。
もっとゆったりと積立投資について記事を書いていくつもりでしたが、コロナショックにより予定を前倒して米国株に関する投稿を始めました。
しばらくは1週間に1度くらいは米国株に関する記事を上げていこうと思います。
ちなみにブログ以外のプライベートでは2014年から米国株投資を始めていて、プライベートの投資方針は以下の通りです。
【投資方針】
①米国株(アメリカ株)の長期積立投資
②長期逆張り投資
ポートフォリオでいえば①が80%、②が20%ほどを占めています。
なぜこの投資方針なのか?のもう少し詳細な理由は、初回の記事をご覧ください。
①現状の整理
まず現在の市場の状況整理です。
●株式市場
【現在のチャート】
(引用:ヤフーファイナンス)
2月末から始まったコロナショックによる大暴落から1か月半経過して、市場はいったんの落ち着きを取り戻し、下落から一転上昇しています。
ただ、この上昇は一時的なもので、引き続き市場は2番底を意識した動きになるかと思っています。
理由としては、コロナショックが実際の経済、企業業績に与える影響がいまだ不透明なためです。
米国の失業率や失業保険申請者数の増加など数字として見え始めているところはありますが、本当の影響は今後本格化する企業の四半期決算数値で徐々に明らかになっていきます。
これらの数字が織り込み済みの範囲であれば、2番底は1番底と同水準もしくは、高い水準で反発するものと思われます。
ただ、企業決算への影響が予想よりも大きければ2番底はさらに深堀されて、下落はまだまだ拡大するものと思われます。
まあ、当たり前ですがぶっちゃけ全然わからないという事です。
どこで止まるのか、どこまで落ちるのか、「落ちてくるナイフはつかむな」とは投資の格言です。
(僕はつかみに行っているちょっとズレた人なので、真似することは余りおすすめしません。)
個人的には2番底はそこまで深くないのかなと思っています。
つまり、これからずるずるとさらに大幅下落をすることはないかもしれないけれど、1回目の底値は割り込んで2番底もしくは3番底をつけて上昇に転じるのではないかと考えています。
理由としては、各国政府(特に米国)が量的金融緩和をめちゃくちゃやってるからです。
アメリカなんてジャンク債まで買い始めて・・・大丈夫かこれ。
ジャンク債というのは、文字通りちょっと危ない企業の債券を買い取るという事です。当然に、回収できなくなる可能性は高くなります。
それだけ市場にお金をまく効果は高いですが、諸刃の剣というか、思いっきりドーピングみたいなものです。
国の信用リスクも高まります。
量的金融緩和で期待される効果は、株価の下支え、デフレ対策、それに伴う景気の底上げが期待されます。
つまり、コロナショックからの回復見込がたてば、株価は暴騰することが考えられますが、逆にバブルのリスクはすごく高まるんじゃないかと思っています。
バブルの最中は上昇の波に乗るわけで、楽観的な気分が広がり、投資家にとっては非常に気分の良い状態でしょう。
ただ、大きすぎるバブルはその後の崩壊も非常に大きく、結果として経済に与えるダメージも大きくなります。
小規模なバブルによる膨張と、崩壊によるガス抜きは経済の成長には欠かせないのですが、大きすぎると負の影響が出すぎます。
●為替
為替に関しては、コロナショック後一気にドル安(円高)に振れた後、一時1ドル111円までドル高(円安)に振れていたものが、現在は再度1ドル108円程度とドル安(円高)傾向にあります。
(引用:ヤフーファイナンス)
下がって、上がって、下がる。ジェットコースターのようですね。
一時の円安(ドル高)は決済資金需要から世界の基軸通貨(主たる決済通貨)であるドルが世界中から買われたものですが、この動きは特徴的でした。
株も、金も、リートも、日本円も売られて、最も流動性が高いドルに資金が流れました。
現在は少し落ち着いて、米国がほぼゼロ金利を導入したことで、日米金利差が縮小した影響が表れ、円高に振れている状況と考えられます。
個人的にはこの動きは、円安(ドル高)に振れていた3月24日に米ドルMMF(外貨預金みたいなものです)を解約して、第一回目の米国株購入では1ドル108円くらいでドルに換金したのでラッキーでした。
すごく得をした気分ですが、もちろん狙ったわけでもなんでもなくただの偶然です。こんなの予想できないです。
ただ、やっぱり世界の基軸通貨は米ドルだという事を強烈に印象付けられた為替の動きでした。
今後も傾向としては円高(ドル安)の傾向にしばらく行くのではないかと、僕は思っています。
●金価格(ゴールド)
僕はプライベートの投資のうち、長期逆張り投資として金鉱株を購入して保有しています。
そのため、ゴールドの現状も整理していきます。
また、金や金鉱株に投資をしていない場合でも、金価格の推移というのは株式やそのほかの市場を占う上で非常に有用です。
「お金(通貨、貨幣)」がつまるところは概念であり、モノやサービスとの交換に耐えうる「信用」の塊であること、現在の通貨が金(ゴールド)との兌換紙幣(だかんしへい)を起源とすることを考えれば、金は最も信頼性の高い安全資産という事も出来ます。
*兌換通貨というのは、金との交換を保証することで、その通貨の信用性を担保していた通貨のことです。つまり、金と交換できるんだから、この紙切れには価値があるんですよという事です。
現在はこのような兌換通貨を基本とする、「金本位制」は採用されておらず、日本もアメリカも金との直接の交換義務のない通貨を使用する、「管理通貨制度」が採用されています。
つまり何が言いたいかというと、「このような普遍的な「価値」「信用」を有する金の動向は、通貨とも、他の資産とも影響しあっているため、その動向は重要です」という事です。
特に世界の基軸通貨である「ドル」と「金」の関係は重要です。
よく、「円高になると金価格が高くなる」というような話がされますが(専門家の人であっても)、これは正確ではなくて「ドル安になると金価格が高くなる」が正確です。
世界の基軸通貨はドルなので、ドルの価値が低くなれば、相対的に金価格が上昇するという事です。
さてそんな金相場ですが、僕は今一番この金相場の値動きが気になっています。
そして暴騰を期待しています。
ただ、今の状態で特に金鉱株に投資することは全然お勧めできません。金鉱株はボラティリティ(価格の変動性)が非常に大きく、下手をすれば地獄を見ることになります。
体感でいうと、金鉱株の値動きは、金(ゴールド)の値動きの3倍くらいの値動きをします。
特に投資初心者の場合、その価格の変化に狼狽してしまうと思うので、全くおすすめできるものではありません。
金鉱株に長期で逆張り投資するなど、僕みたいにちょっとズレた人か、ドМの人でしかやらないと思うので、くれぐれも真似はしない方がいいと思います。笑
さて、そんな金相場ですが、4月13日現在1トロイオンス当たり1,740ドル程度となっています。
コロナショックを受けて、株式やその他の資産と同様に売り込まれ3月上旬は暴落していたものの、3月19日を底に反発しています。
通常は株式市場の暴落があると、反対に値上がりすることが期待される金ですが、3月上旬は合わせて暴落していました。
これは先ほど為替のところで説明した通り、あらゆる資産が売られてドルが買われたことが原因と考えられます。
ただ、ここ数日で一気に上昇していますね。一気に動意づいてきました。
その金のチャートを見ると、金はすでに底を打っているのではないかと思っています。もちろん僕の考えですが、株のように2番底を試すような展開にはならず、今後は上昇に転じたまま上を目指すのではないかと考えています。
前回も書きましたが、その根拠としては、次の3つです。
①金が安全資産の代表格であること
②各国の金利政策引き下げによって金の価値が相対的に上場すると考えられるため
③各国の量的金融緩和によって市場にマネーがあふれると予想されるため
特に③に関しては、アメリカは制限なく量的金融緩和を実施すると言っていましたが、本当に際限がなくなってきました。
さっきも書きましたがジャンク債も購入しています。
これは、インフレリスクを助長する行為でもあるので、お金の価値が低くなれば、相対的に金の価格が上昇することが考えられます。
僕は金価格及び金鉱株の大暴騰もあるのではないかと考えています。というかかなり期待しています。
いずれも最高値の更新もあると思っています。
②今後の投資戦略と考え方
僕の投資方針(プライベート含む)は大きく次の2つです。
①米国株(アメリカ株)の長期積立投資
②長期逆張り投資
ポートフォリオでいえば①が80%、②が20%ほどを占めています。
そのため、前回の記事でも書きましたが、以下の通り進めていきます。
①ドル建てMMFを解約→米国株を買い進む
②金鉱株が上昇した場合、リバランスしながら米国株を買い進む
①に関しては、すでにMMFは3月24日に全部解約して1回目の米国株の購入を3月25日に完了しました。
購入した銘柄はエクソンモービル(XOM)、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の2銘柄です。
また続いて2回目の購入も4月8日に実施しています。
購入した銘柄はシェブロン(CVX)とバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の2銘柄です。
当初は月1の購入にするつもりでしたが、思ったより株の戻りが早く、買えないリスクを回避するため、2週間に1度の購入に変更しました。購入金額は半分にします。
これで現在、解約したMMFのうち約37.5%を購入に充てたことになります。
当初の僕の予想は、コロナショックから相場が立ち直って、再び強気相場に戻るのに半年以上かかるものと予想していました。
そのため僕のベストシナリオは以下の通りです。
・3月~5月:MMFの取り崩し金で株式を購入。その間金及び金鉱株は底入れし上昇に転じる。
・6月~9月:金鉱株を売却しながら株式を買い進む
・9月頃:株式市場が底入れ、上昇に転じる
当然ただのシナリオなので絵にかいた餅になる可能性はあります。というか、そうなる可能性の方が高いです。
しかし、いずれにしても僕は買い場だと思っているので、少しでも理想的な株式の購入を進めたいと思っています。
これが上手くいけば、資産を大きく増やす大チャンスです。
こから数か月の鉄火場をともに頑張りましょう。
お互いに無事に生還できることを祈っています!
ちなみにブログの方で公開している、「資産形成クエスト」としての米国株投資は、今後も変わることなく月に3~4万円を積立購入していく予定です。
それでは、ご武運を!
●僕が使っている証券会社
僕はプライベートの米国株投資ではマネックス証券、ブログでの投資ではワンタップバイを使用しています。
マネックス証券は以下のメリットから、特に米国株初心者に優しい証券会社だと思っています。
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ポイント①:業界最低水準の手数料
ポイント②:取り扱い銘柄の豊富さ
ポイント③:注文方法、取引可能時間(時間外取引)