注意
この記事には投資に関する情報が含まれています。
しかし、あくまで個人の意見・考えです。
これらは記録、情報提供を目的としたものであって、投資行動及びその他の行動の勧誘・助言を目的として記載しているものではありません。
各人の行動(投資行動を含む)においては、ご自身の判断と責任において行うようにお願い致します。
カワセミです!
コロナショックから3か月が経過しました。早いものですね。
2020年2月の末くらいからダウが急落し始めて、現在で3か月ほどです。
これまで何度か【緊急投稿】と銘打って記事を書きましたが、市場の動きがしばらくないので全然書くことがなく、しばらく間が空いてしまいました。
そのため今回から【不定期投稿】として、たまに市場に関する所感を書いていこうと思います。
しかし、”動きがない”と自分で言っていて奇妙な感覚になります。
実際にはダウ平均で見ても1日に400ドル・500ドルの動きはざらで、これは平時で見れば大きな変動です。
しかし、つい最近までの1日に1,000ドル以上の上昇・下落の感覚に麻痺して値動きが緩く感じます。
それだけコロナショックにより世界が変わってしまったという事なのかもしれません。
前回記事
ちなみにブログ以外のプライベートでは2014年から米国株投資を始めていて、プライベートの投資方針は以下の通りです。
【プライベート投資方針】
①米国株(アメリカ株)の長期積立投資
②長期逆張り投資
ポートフォリオでいえば①が80%、②が20%ほどを占めています。
なぜこの投資方針なのか?のもう少し詳細な理由は、初回の記事をご覧ください。
【ブログ投資方針】
一方でこのブログでの投資方針は基本的に積立投資オンリーです。
この前は我慢できずにタイミング投資的にいつもより多めに買ってしまいましたが。笑
投資銘柄の目標割合は以下の通りです。
●SPDR(ETF):50%
●アイ・ビー・エム(IBM):16%
●アルファベット(Google):16%
●アマゾン(Amazon):16%
かなりハイテクに寄っていますが、これはこれらのハイテク銘柄は未来の安定株(優良大型株)となりえるような銘柄だと考えているからです(すでにハイテク株は不安定といった、考えは古くなってきたようにも思います)。
また、プライベートで購入している銘柄が、オールドエコノミーや高配当株といったある種非常に退屈な銘柄ばかりなので、合わせてバランスを取るためです。
この記事の目次
①現状の整理
さて、では現在の市場の状況整理です。
●株式市場
【現在のチャート】
(引用:ヤフーファイナンス)
この記事を書いている5月23日現在でNYダウは24,465ドルとなっています。
前回4月27日に記事を上げた時点の価格、23,775ドルと比べると変動率はたったの2.9%です。
急転直下の大暴落後の動きとしては随分と動きがありません。
この間、実体経済は悪化し、4月の雇用統計では失業率が14%を超え、失業保険の申請者数も記録的な増加となり、実際の企業決算も悪化しているなど悪材料はたくさんありました。
それでもなお動きがなだらかなのは、市場が悪材料を織り込んでいたとも考えられますが、僕はやはり大規模な金融緩和(特に量的金融緩和)の効果なんじゃないかと思っています。
際限なく実施の言葉通り、ジャンク債(低格付け債)の購入に踏み込むなど何でもありな状況です。
僕は2番底を試す展開が来ると思っていましたが、現在のところそんな雰囲気はなく、このまま上昇に転じるかもしれませんね。
いずれにしても今後の動きは新型コロナウイルスの「ワクチン」次第だと思います。
ワクチンの実験結果に一喜一憂しながらも、完成・流通のめどが立って初めて本格的な上昇相場に戻るものと考えています。
そんな中で一番興味深かったニュースは、世界一の投資家ウォーレンバフェットの保有銘柄に関するものです。
バフェットは保有していた航空株4社をすべて売却しており、その理由を5月2日のバークシャーハサウェイの年次株主総会で語っています。
売却した航空株はデルタ航空、サウスウエスト航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空の4社です。
一番保有割合が大きかったデルタ航空でもポートフォリオの2%程度だったと記憶しているので、バークシャーのポートフォリオに占める割合という意味ではそれほど大きな話ではないですが、その全てを売却した点と株主総会での話が興味深かったです。
「アメリカ経済の明るい未来を引き続き予想する一方で、今後数年にわたって、今までのような飛行機に乗るような生活には戻れるかわからない」
といった内容です。
またこの時に原油の先行きにも言及していてその内容は弱気でした。
僕は航空会社株は持っていませんが、石油関連株は持っています。
というか、この状況で2月末から逆張り投資として積極的に投資してきました。笑
バフェットの発言でコロナウイルスによって、本当に世界は少し変わってしまったということを感じたと同時に、石油関連銘柄への投資の勇気をもらいました。
世界一の投資家が”今後しばらくは企業活動も低迷して石油価格は弱気見通し。でも将来的な米国経済の発展は依然として信じている。”という事は、企業活動に欠かせない石油の需要もやはり経済発展に合わせて長期的に見れば復活すると考えられるからです。
僕はもとより石油銘柄の長期逆張りで数年は抱くつもりなので、その点何の問題もありません。
●為替
為替に関しては、現在1ドル107円の真ん中くらいですね。
コロナショックの直後はピーキーな動きが続いていましたが、こちらも最近はほぼ無風です。
(引用:ヤフーファイナンス)
今後も傾向としては円高(ドル安)の傾向にしばらく行くのではないかと、引き続き僕は思っています。
ただ、「長期的に考えればドル高、米国株高」という自分の予想には全く変わりはありません。
●金価格(ゴールド)
僕はプライベートの投資のうち、長期逆張り投資として金鉱株を購入して保有しています。
そのため、ゴールドの現状も整理していきます。
また、金や金鉱株に投資をしていない場合でも、金価格の推移というのは株式やそのほかの市場を占う上で非常に有用です。
「お金(通貨、貨幣)」がつまるところは概念であり、モノやサービスとの交換に耐えうる「信用」の塊であること、現在の通貨が金(ゴールド)との兌換紙幣(だかんしへい)を起源とすることを考えれば、金は最も信頼性の高い安全資産という事も出来ます。
*兌換通貨というのは、金との交換を保証することで、その通貨の信用性を担保していた通貨のことです。つまり、金と交換できるんだから、この紙切れには価値があるんですよという事です。
現在はこのような兌換通貨を基本とする、「金本位制」は採用されておらず、日本もアメリカも金との直接の交換義務のない通貨を使用する、「管理通貨制度」が採用されています。
つまり何が言いたいかというと、「このような普遍的な「価値」「信用」を有する金の動向は、通貨とも、他の資産とも影響しあっているため、その動向は重要です」という事です。
特に世界の基軸通貨である「ドル」と「金」の関係は重要です。
さてそんな金相場ですが、僕は今一番この金相場の値動きが気になっています。
そして暴騰を期待しています。
さて、そんな金相場ですが、4月24日現在1トロイオンス当たり1,734ドル程度となっています。
前回の記事の時点(4月27日)の1,745ドルと水準はほとんど変わりませんが、グラフの通り依然として上昇トレンドの中にあり、今後も上昇を期待しています。
僕はチャートを見たり、テクニカルな分析をすることは苦手なので、もっと大局的なファンダメンタルズ分析が投資の柱です。
長期的にはどうなるだろう?どっちの方向に行くだろう?という事を重視して投資を心がけています。
金に関しても大局的に見ればまだ上昇すると考えています。
大きな理由としては、以前からも書いている通り、各国の(特にアメリカの)量的金融緩和の大きさからです。
アメリカに至ってはジャンク債の購入すら始めているので、本当に際限なしといった様相です。
そうなってくると市場にお金があふれるため、お金の持っている価値は希薄化され、インフレが起きやすい状況になってきます。
まず第一にインフレが起これば物の価格が相対的に上がるので金も他モノ同様に価格が上昇すると考えられます。
さらにそれよりも大きな要因となりそうだと考えているのが、余ったお金が金市場に流れ込むことだと思っています。
金利も実質ゼロ金利と非常に低水準であることから利息を生まない金への投資ハードルが下がっています。
また、「有事の金」としての需要が依然として高くこちらも金市場へお金が流れる理由です。
金の市場自体は株式市場などの巨大マーケットに比べれば非常に小さなものなので、金市場に巨額の資金が流れめば、価格が暴騰することが予想されます。
さらに金鉱株となると、その金価格にレバレッジが効いているので、さらなる暴騰が期待できます。(ただしレバレッジが効いているという事は、逆に価格が落ちるときもすさまじいという事です。)
②今後の投資戦略と考え方
僕の投資方針(プライベート含む)は大きく次の2つです。
①米国株(アメリカ株)の長期積立投資
②長期逆張り投資
ポートフォリオでいえば①が80%、②が20%ほどを占めています。
そのため、前回の記事でも書きましたが、以下の通り進めていきます。
①ドル建てMMFを解約→米国株を買い進む
②金鉱株が上昇した場合、リバランスしながら米国株を買い進む
①ドル建てMMFを解約→米国株を買い進む
●すでにMMFは3月24日に全部解約して1回目の米国株の購入を3月25日に完了しました。
1回目に購入した銘柄はエクソンモービル(XOM)、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の2銘柄です。
●また続いて2回目の購入も4月8日に実施しています。
購入した銘柄はシェブロン(CVX)、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の2銘柄です。
●3回目の購入は4月23日に実施しています。
購入したのはアルトリア(MO)、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の2銘柄です。
●4回目目の購入は5月8日に実施しています。
購入したのはアルトリア(MO)、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)の2銘柄です。
これで現在、解約したMMFのうち約62.5%を購入に充てたことになります。
石油関連銘柄やタバコ銘柄は長期逆張り投資として購入しています。
しかし石油関連はもうだいぶ反発してしまったので追加購入は迷うところです。
コロナショックによりXOMなどの石油関連は大きく株価が下落して、合わせて株価も大きくさがったため予想配当利回りが大きく上昇しました。
僕が購入した時には10%くらいの利回りだったと思います。
配当を得ながら、長期的な上昇を狙ってホールドしたいと思います。
ただし!XOMなど石油関連銘柄に関しては減配のリスクも十分あり得ます。
XOMは35年以上増配しているような極めて配当に対する意欲の高い会社ですが、そのせいもあり配当性向も100%を超えています。
原油価格の低迷が続いて、Cashを節約しなければならないとなったら一番手っ取り早いのは自社株買いをやめて、減配することなのでないとはいえません。
XOMの連続増配がストップしたり、減配に陥るような事態になれば株価も当然に急落するものと予想されますが、そうなった場合・・・やっぱり僕は買いに行くでしょうね。笑
改めて人におすすめできる投資方法ではありません。
金鉱株が上昇した場合、リバランスしながら米国株を買い進む
●保有しているニューモントマイニング(NEM)が購入価格の3倍に達したため、4月末に保有している株のおよそ1/3を売却しました。
金相場のところでも書きましたが、金鉱株のさらなる暴騰を予想しています。
そのためこの売却は打診売りであり、本格的な売却ではありません。
ちなみに僕が保有している金鉱株は以下の4銘柄です。
バリックゴールド(GOLD)、ニューモント・マイニング(NEM)、ハーモニー・ゴールド・マイニング(HMY)、マッキュアン・マイニング(MUX)
相変わらず、HMYとMUXは期待外れです。
当初の僕の予想は、コロナショックから相場が立ち直って、再び強気相場に戻るのに半年以上かかるものと予想していました。
そのため僕のベストシナリオは以下の通りです。
・3月~5月:MMFの取り崩し金で株式を購入。その間金及び金鉱株は底入れし上昇に転じる。
・6月~9月:金鉱株を売却しながら株式を買い進む
・9月頃:株式市場が底入れ、上昇に転じる
当然ただのシナリオなので絵にかいた餅になる可能性はあります。というか、そうなる可能性の方が高いです。大損の可能性もあります。
ただ、現状だとそこまで予想とズレた感じにはなっていません。
傾向としては想定内ですが、想定外なのはやっぱりスピード感ですね。
最初は下落・上昇ともにそのスピードはあまりにも激しく予想外でしたが、現在では逆にまったりとした動きになっています。
やっぱり短期の展開は予想しがたいので、気長に大枠の方針に沿って投資を続けたいと思います。
なかなか読みずらい展開が続きますが、これが上手くいけば、資産を大きく増やす大チャンスです。
それでは、ご武運を!
●僕が使っている証券会社
僕はプライベートの米国株投資ではマネックス証券、ブログでの投資ではワンタップバイを使用しています。
マネックス証券は以下のメリットから、特に米国株初心者に優しい証券会社だと思っています。
マネックス証券でニーサ口座を開設して米国株投資が王道です。
マネックス証券で米国株投資
ポイント①:業界最低水準の手数料
ポイント②:取り扱い銘柄の豊富さ
ポイント③:注文方法、取引可能時間(時間外取引)