DVD・CDをせどりの柱にしながらも、常に新しいジャンルを探しているカワセミです。
それは仕入れる店舗もそうですが、ブックオフ内のジャンルでもいえることです。
ブックオフは本だけでなく、CD、DVD、家電、音響機器、日用品、おもちゃ、服など様々なジャンルの中古品が売られています。
さらに本の中でも、雑誌、文庫本、新書、単行本など細分化していけばそのジャンルは膨大なものになってきます。
だからこそ、せどりの殿堂でありながらすでにレッドオーシャンと言われるブックオフでも、ブルーオーシャンは存在していて、工夫次第でまだまだ稼げると実感しています。
今回はそんなブックオフの中で新しく「これは結構いいな」と思うジャンルが見つかったのでご紹介します。
それは「絵本」です!
しかも子育て中のパパ、ママに最適!
この絵本で狙うのは基本的にプレ値の絵本です。
プレミア価格がついて定価よりも値段が高くなっている中古ですね。
絵本て高くても定価だと2,000円くらいです。子供のいる家庭向けなのでそんなに高くないですよね。一方でブックオフでは定価の1/2から1/3で売られている絵本が多いです。
DVDとかCDは結構アマゾンの価格に合わせたような価格になっていて、プレ値がついているものは同じく高い価格で店頭に並んでいる商品が多いのですが、たぶん絵本はそういう値付けをしていないと思われます。
単純に定価×何割で価格設定しているような雰囲気ですね。もちろんブックオフ内部の値付け方法は知りませんが、値段を見ている限りそんな感じがします。
これくらいの仕入値だと、売価は3倍以上を狙いたいところです。
なので、定価付近か、定価を超えてプレミア価格になっている絵本を狙います。
「絵本でプレミア?」って思われるかもしれませんがそれが結構沢山あるんです!
なんでかというと、絵本は子どもだけでなく大人にも人気のジャンルだからです。
凝った絵本になると内容を含めて十分に大人の鑑賞にも耐えられますし、コレクターの人達は1つの芸術ジャンルとして絵本を集めています。
だから、レアな本になると高値でも売れていきます。
後で、実際に僕が仕入れた商品の実例を使って、仕入のコツをお話ししますね。
その前に、子育て世代の皆さんに絵本せどりをオススメする理由、メリットをご紹介します。
この記事の目次
・絵本せどりのメリット
①馴染みがある
なんといってもこれです!
子育て世代の皆さんは何度も絵本を繰り返し読んで、嫌という程馴染みがあるのではないでしょうか?笑
じつは、これはものすごい強みです!
独身者の人にはない感性をすでに獲得しているんですから。
「でもそんなにしっかりタイトル見てない!」
いいんですそれで。馴染んでいる事が大事なんです。詳しくは仕入のコツのところで書きますが、この馴染みが仕入れに活きてきます。
家で、本屋で、図書館で、なんとなく眺めていた事がそのまま生きてきます。
ただ、これから絵本せどりを続けていこうと思うなら、今後はもう少し意識的に見るとなおいいですね。
その際意識する事は、どこにでも置いてある本と、あまり見かけない珍しい本を意識的に分ける事です。大事なのは後者の本です。
②数が多い
まあ絵本は数がおおいです!本当にいろんな本があります。
数が多いということはそれだけチャンスもあるという事です。
これは雑誌ジャンルにも共通する事ですね。
最初は数の多さに圧倒されてしまうかもしれませんが、慣れてくるとこれはメリットに変わるのでご安心下さい。
③ライバルが少ない
ライバルめちゃくちゃ少ないです。
一度ビームで絵本を片っ端から全頭サーチしてる人を見ましたが、その一度だけです。
他の本に比べて非常に少ない。
しかもビームって、赤外線ビームで検索するのですごく目立ちますし、禁止されてる店舗もあります。メンタル弱いとまずできません。
一方僕がやってるのはめぼしいものをスマホアプリで調べるだけなので、上手くやれば周りからはスマホ見てるだけにしか見えません。ビームは普通に注意されますが、僕は店員さんに注意された事は一度もありません。
全部調べるわけじゃなくてめぼしいものだけアプリで読み取り、モノレートでじっくり調べます。
ライバルが少なくて高利益なのでまさにブルーオーシャンです。
④かさばらない
これもいいですね!絵本は高利益で薄いものが多いのでそんなに嵩張りません。
仕事帰りや、買い物、子育ての合間に仕入れに行くには最適です。
実際に僕も仕事帰りや、休日に子供をベビーカーに乗せて何回か仕入に行きましたよ。
・絵本せどりのデメリット
①コンディションには要注意!
唯一にして最大のデメリットがこれです。
絵本はコンディションが凄く悪いものが多いので注意です!
理由はお分かりですよね?笑
子供が扱うので破れていたり落書きがあったりするものが多いので注意です。
ただ、逆に凄く綺麗な本も沢山あります。
絵本て人から頂く事も多いですよね?
頂いたものの子供が興味を示さなかったり、年齢から外れていたりで結局未使用なんて本は皆さんもお持ちではないですか?
そんな本もBOOKOFFに流れ着くので、十分綺麗なものも多いです。
僕はページが破れてたり、落書きがある本は基本仕入れません。
・実際に仕入れた利益商品を紹介します
さておまたせしました。僕が仕入れた利益本を3つ紹介します。この本達をもとに、絵本を見つけるコツを説明したいと思います。
ちなみにこの三冊はBOOKOFFで入店から30分くらいで見つけました。
I、クマくんのおいしいほんセット
仕入価格960円、想定販売価格5,000、見込利益2,800円
【実際】販売価格4,500円、利益2,600円。販売に要した期間:4か月
II、いっぽんのせんとマヌエル
仕入価格300円、想定販売価格1,200円、見込利益300円
【実際】販売価格950円、利益120円。販売に要した期間:3か月
Ⅲ、たいせつなきみ とびだす絵本
仕入価格1,700円、想定販売価格5,000円、見込利益2,000円
【実際】販売価格5,300円、利益2,200円。販売に要した期間:1か月
この本が3つとも売れたら5,000円くらいの利益になる予定です。たぶん、全部売れるのに3ヶ月くらいかかりそうです。→実際は4,920円の利益、全部売り切るのに4か月かかりました。パフォーマンスは想定よりも若干落ちましたがおおむね想定通りでした。
・プレ値の絵本を見つける方法とコツ
さてこのような絵本を効率よく見つけるコツですが、僕が考えるのは以下のようなポイントです。
①見慣れない絵本
これは、メリットのところでも話しましたが、見慣れない絵本はそれだけプレ値になっている可能性が高まります。
いわゆるベストセラーや、ロングセラーは今でもバンバン新品でも売られていて売られていてプレ値にはなりません。
ダルマさんシリーズとか、ももんちゃんとか、ぐりとぐらとか、くつくつあるけシリーズとか、上げていけばキリがありませんが、こういった大人気シリーズは除外です。
これだけでも随分絞り込めますよね?
それに先ほどの利益本を見てください。
I〜Ⅲともに見慣れない本ではないですか?
Iは絵本に詳しい人なら知ってるかもしれませんが、僕はどれも見慣れないものでした。
②Boxセット本
次の特徴はBoxセット本であることです。これはIの特徴と合致します。
これを狙う理由はまず、単価が高い事です。定価の販売単価が高いので、安い本とくらべて、同じ割引率で売られていたとしても利益を取れる可能性が高くなります。
そして、次の理由が過去に人気のあったシリーズを見つけたいからです。
どういう事かというと、絵本は人気がでてシリーズ化されるとセットで売られる事が多いです。
ダルマさんシリーズとか、ももんちゃんとか、ぐりとぐらとか、くつくつあるけシリーズとか全部セットで販売されてます。
いわば人気のバロメーターと言えます。
ただ、絵本は毎年何冊もの新しい絵本が生まれて世に出ています。
そのため、過去に人気があっても絶版ととなってしまうシリーズもあるんですね。
出版社側からすると、人気はあるんだけど新しい絵本を出す方が売れそうだと判断したものです。
ただ、過去にはベストセラーになったり、名作と呼ばれるものは、今でもコアなファンやコレクターがいます。
この微妙なラインを見極めるのにBoxセットはうってつけなんです。
BOOKOFFにもそんなに数が置いてあるわけではないので、見つけたらまずアマコードでサーチです。
③仕掛け絵本
これはⅢの特徴に合致します。
仕掛け絵本といっても子供騙しのものでなく、かなり凝った大人にも人気が出そうなものがオススメです。
ちょっと見づらいですがいかがですか?かなり凝った作りになっています。また表紙、裏表紙ともに色、質感ともに豪華です。
仕掛け絵本はそれ専門にコレクションしている人もいるくらいなので、見つけたらこれもすかさずリサーチしましょう。
④外国人作者の絵本
これは、II、Ⅲの特徴に合致します。
なんで外国人作家の本かというと、まず絶版の本が多いからです。
重版されるのは日本人作家の方が多いので、欲しくてももう売られていない本である可能性が高いからです。
また、名作である可能性も高いからです。わざわざ日本語に翻訳して出すくらいなので、その絵本には特有の魅力があり、ポテンシャルの高い本が多いからです。
長くなりましたが、以上が絵本せどりのコツになります。
いかがだったでしょうか?
この記事が何かしらお役に立てれば幸い!それでは!